大学院長挨拶

 

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京都大学経営管理大学院長 
若林 靖永

 

 京都大学経営管理大学院(正式名称 京都大学大学院経営管理教育部経営科学専攻・経営管理専攻、以下GSM)は2006年4月に修士専門職学位課程として開設されまし た。GSMの修士専門職学位課程(経営管理専攻)は、研究者養成の大学院ではなく、高度経営専門職人材を育成するための大学院として設置されたものです。 修士課程は、社会人、外国人留学生、理工系等の新卒学生など、多様なバックグラウンドを持つ人材を受け入れ、「ビジネス・リーダーシップ」プログラム、「サービス価値創造」プログラム、「プロジェクト・オペレーションズマネジメント(POM)」プログラム、「ファイナンス・会計」プログラムの4つのプログラム領域で、原則として2年間の教育カリキュラムを提供し、「経営学修士(専門職)」(MBA)の学位を授与します。また、すべての授業が英語で履修可能な国際POMコースやファイナンス・会計分野の専門家を対象とした1年半コースも提供しています。さらに2016年4月、博士後期課程(経営科学専攻)が設置されました。博士課程はおもに社会人として高度な業務実績・経験を持つ人材を受け入れ、「実践ファイナンス」「サービス・イノベーション&デザイン」「プロジェクトマネジメント」の3つの研究領域で、3年間のコースワークおよび研究指導を提供し、広く経営科学領域における、学術的意義、新規性、創造性、応用的価値を有する課程博士論文を作成提出してもらい、審査の上、「博士(経営科学)」の学位を授与します。

 GSMは、国際化のニーズ・課題にも積極的に応えるべく、英語による授業科目を充実させるとともに、部局間の国際交流協定も締結し、イギリス、ドイツ、カナダ、中国、台湾、インド、トルコ、オーストラリアなどに交換留学生を派遣しています。また、アジアビジネス・リーダー人材育成共同講座を通じて、共同研究参加企業およびアジア各国のビジネススクールと連携し、アジアで活躍するビジネス・リーダーを育成するプロジェクトを実施しています。

 GSMは2016年、10周年を迎え、本大学院を支援していただいている企業・団体・行政、卒業生などにより10周年記念事業が開催されました。この間、変わる時代、変わる社会、変わるビジネスの要請、変わる大学院生のニーズに受け身ではなく、プロアクティブに応えるよう努めてきました。その成果として、2015年度にはABEST21(認証評価機関)が実施する経営分野専門職大学院認証評価を受審し、「本教育プログラムは、評価基準がほとんど又はすべてが満たされ、改善すべき課題が少なく、教育研究の質維持向上が十分に期待でき、非常に優れている」と認定されました。さらに、観光庁の支援を受けて観光経営科学MBAプログラム(仮称)の2018年度開設に向けて準備がすすめられています。

 これらも学生と教職員が互いに切磋琢磨して学び合う場を創るよう努めてきたこと、企業、非営利組織、官庁・自治体など多くのみなさんのご支援ご指導を賜ってきたことの積み重ねであると思います。あらためてステークホルダーのみなさまに感謝申し上げます。そして、GSMは、京都大学が尊重・追求してきた「自重自敬」「自主独立」の理念にもとづき、先端的なマネジメント研究および高度な専門性を備えた実務についての教育体系の開発において、新たな挑戦・変革・創造に取り組み、 地球社会の多様かつ調和のとれた発展に貢献していきたいと考えています。

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