ルーヴァン・カトリック大学 留学体験記

武久 美優さん

ビジネス・リーダーシッププログラム 2016年度修了生
部局間交流協定校(ルーヴァン・カトリック大学)派遣

 

takahisa 201703 1 私は、2016年度後期に京都大学の大学間学生交流協定に基づき、ベルギーのルーヴァン・カトリック大学(Université Catholique de Louvain)に交換留学をしました。

 私は、大学院に入学した当初から留学をするという具体的な目標を持っていたわけではありませんでした。しかし、大学院の2年次は海外で長期にわたって学び生活する最後の機会であったことや、GSMではそのための制度や協力がきちんと受けられる環境であったことをきっかけに、留学の決心をしました。

 2年間の大学院生活のうちの、半年間を留学に充てるということは、残りの1年半の期間でその準備や卒業のための手はずを整えなければならないということです。私は授業に熱心に取り組み多くの単位を1年次のうちに取りそろえ、就職活動にも早期に取り掛かっていましたが、それでも留学前の数か月はビザの手続きなど留学準備もあり、非常に忙しい毎日を送っていたのを覚えています。しかしながら、そのおかげで大変すばらしい経験をすることができ、今では非常に満足しています。

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 私が留学したルーヴァン・カトリック大学は、ベルギーのフランス語圏の地域、ルーヴァン・ラ・ヌーヴという場所にある総合大学です。古くからの歴史を持ち、多くの留学生を擁し国際色溢れるこの大学で、私は主にヨーロッパにおけるビジネスとフランス語を学びました。フランス語の授業を除き、すべての授業は英語で行われました。日本の大学と比較して、予習と課題の量や授業で取り扱う学習範囲が非常に多く、最初の方は必要な課題をこなすだけで精一杯でした。しかし、必死についていくうちに、学習のペースを掴むことができ、また現地で多くの友達を作って協力することで主体的に授業に参加することができるようになりました。授業では積極的に発言をする学生が多く、常に活発な討論が繰り広げられていました。現地の学生や、ほかの国からの留学生と議論を交わし、異なる背景からの意見を得ることで、自分の視野を大きく広げられたように思います。また、フランス語の学習は自分にとって初めての挑戦でしたが、拙いながらも現地の言葉で人とコミュニケーションが取れるようになったことで、より現地に入り込み、文化を身体で感じながら生活ができるようになったと感じています。期末には、履修科目の試験が行われ、同時にGSMでのワークショップ論文も作成しなければなりませんでした。心身ともに非常に厳しい時期でしたが、Eメールやビデオ会議を通じてGSMの指導教官の先生方が熱心にご指導下さったおかげで、なんとか乗り越えることができ、とても感謝しています。

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 生活面としては、現地ではコットと呼ばれる共同アパートでほかの学生たちとともに生活をするという文化がありました。異なる背景を持つ学生たちと共同生活を送ることは、はじめは緊張していたものの、一緒に生活してゆく中でお互いの国の言葉やマナー、料理など様々なことを知ることができ、優れた文化交流の場となりました。

 この留学を通して、私は現地で様々な知見や経験を得ることができました。そしてそれは、日本の大学で生活していたのでは決して得ることができなかったものだと思います。

 実際に留学は楽しいことだけでなく、大変なこともたくさんあります。しかし、その中で必死にやり遂げる経験は、必ず今後の糧となります。GSM在学中の留学を少しでも視野に入れている人がいれば、情報収集や学習計画など、前もってしっかりと準備を進めて選択肢を広げ、ぜひ多くの機会を手にしてください。