(授業の概要・目的)

都市は、人口や産業が集積し、多くの事業者や住民がビジネスや生活の場として利用する、経済活動や生活の基本となる場である。

しかし、我が国の都市は、人口減少時代という新たな局面を迎え、中心市街地の空洞化や人口密度低下による賑わい衰退や都市機能の低下、まち自体の老朽化、地域コミュニティの衰退、景観破壊等のまちの魅力の低下といった課題が起きてきている一方、密集市街地の残存、巨大地震等へのソフト・ハードの対応の遅れ等の課題も依然残されている。しかしながら、財政状況のひっ迫、社会の複雑化、課題の多様化等の理由から公共主体のみでの対応が難しくなっている。このため、PPP等の手法を通じた公共サービスの担い手として住民や事業者、まちづくり会社、NPO等の民間主体への期待が高まってきており、さらに実際にこれらの主体が従来型の公共サービスを超えた官民中間領域のまちづくりを担う機会が増加している。

本講義は、政策立案の最前線やまちづくりの現場で実際に問題となっている課題や、近年創設された制度、現在国・地方公共団体で議論されている解決の方向性、まちづくりの現場で行われている取り組み・工夫等、最新の生の議論や政策、実例を伝え、受講生が自ら課題を共感し、解決策を考える講義とする。具体的には、まちづくりの政策実務とプロジェクト現場を把握するため、国・地方公共団体の実務者による講演を行う。また、まちづくり現場のフィールドワークとして、まちづくりプロジェクトを担う事業者等からのヒアリングや現地調査も本講義の中で行う。

本講義は、上記を学ぶことにより、現代社会の事業活動・価値創造の多くが行われる「都市」の創造・維持活動に関する高度な専門的知識の習得と、高度職業人として不可欠な多くの主体の利害が絡みあう中での調整能力・課題解決能力の養成を目指すものである。


 

平成30年度後期開講科目:「まちづくりとまち経営」

担当教員:吉田恭 (大学院経営管理研究部)

開講時限:木曜日2限(10:30〜12:00)

開講場所:総合研究2号館3階 マルチメディア講義室

第1回(10月4日)

イントロダクション及びまちづくりの歴史と基本的な仕組み(講義)

• シラバスの説明
• まちづくりを学ぶこと....
• まちづくりの基礎
• 戦後のまちづくりの歴史とまちづくりの基本的な仕組み(概要)
• これからのまちづくりの主要課題とニーズ


第2回 (10月11日)

都市計画/市街地整備事業・まちづくりの事業(講義)

• 都市計画制度の概要
• 市街地開発事業(土地区画整理事業)
• 市街地開発事業(市街地再開発事業)

第3回(10月18日)

コンパクトシティ(講義)

・うすく広がった都市
・コンパクトシティ政策の現状
・コンパクトシティ実現のために考えられること、やるべきこと

第4回(10月25日)

景観・歴史まちづくり(講義)

・景観に関する制度の歴史
・景観緑三法
・歴史まちづくり法
・条例に基づく仕組み

第5回(11月1日)

京都の「まちづくり」(講演)

講演:京都市都市計画局長 鈴木章一郎氏 

・「まちづくりとは」

(伝統的なイメージ)
・街並み(ビル、家屋)
・公共施設(道路、公園、図書館、学校・・・)
・公益施設(鉄道、ライフライン、病院・・・)
(現在の範囲)
・教育
・芸術・文化
・健康・福祉
・産業
・市民活動

第6回(11月8日)

まちづくりにおける官民連携(エリアマネジメント)(講義)

・エリアマネジメントとは
・エリアマネジメントの事例
・エリアマネジメントの意義
・エリアマネジメントの現状
・エリアマネジメントの効果
・エリアマネジメントの推進のための仕組み(既存制度)
・エリアマネジメントの課題
・米国BID

第7回(11月15日)

姉小路界隈(景観まちづくり)(フィールドワーク)

第8回(11月29日)

防災まちづくり(講義)

・災害大国日本
・災害対策とまちづくりとの関係
・震災対策(密集市街地対策)
・津波防災まちづくり

第9・10回(12月6日)

古川橋区画整理(安全安心、エリアマネジメント等)(フィールドワーク)
*1・2限の時間を使用

第11回(12月13日)

我が国の都市の課題と最新の施策動向(講演)

講演:国土交通省都市局まちづくり推進課長 佐藤守孝氏(客員准教授)

グローバルな変化への対応~都市再生の取組~
・地域の多様な課題への対応①~コンパクト・プラス・ネットワークと都市のスポンジ化対策~
地域の多様な課題への対応②~スマートシティの実現に向けて~
・多様な主体の継続的な活動と参加~民間の担い手によるまちづくり活動の推進~
・分野を超えた様々なつながり~厚生労働分野との連携を例に~
・我が国都市のこれから~さらなる課題~

第12回(12月20日)

水害土地利用規制(海外のまちづくりの事例)(講義)

第13回(1月10日)

発表報告会(第1回):受講生によるレポート案の事前発表会

第14回(1月17日)

発表報告会(第2回):受講生によるレポート案の事前発表会

 


平成29年度後期開講科目:「まちづくりとまち経営」

担当教員:吉田恭 (大学院経営管理研究部)

開講時限:木曜日2限(10:30〜12:00)

開講場所:総合研究2号館3階 マルチメディア講義室

 

第1回(10月5日)

イントロダクション及びまちづくりの歴史と基本的な仕組み(講義)

• シラバスの説明
• まちづくりを学ぶこと....
• まちづくりの基礎
• 戦後のまちづくりの歴史とまちづくりの基本的な仕組み(概要)
• これからのまちづくりの主要課題とニーズ


第2回 (10月12日)

都市計画/市街地整備事業・まちづくりの事業(講義)

• 都市計画制度の概要
• 市街地開発事業(土地区画整理事業)
• 市街地開発事業(市街地再開発事業)

第3回(10月19日)

コンパクトシティ(講義)

・うすく広がった都市
・コンパクトシティ政策の現状
・コンパクトシティ実現のために考えられること、やるべきこと

第4回(10月26日)

京都の「まちづくり」(講演)

講演:京都市都市計画局長 鈴木章一郎氏 
*2限を休講とし、4限(14:45~16:15)に補講

・「まちづくりとは」
(伝統的なイメージ)
・街並み(ビル、家屋)
・公共施設(道路、公園、図書館、学校・・・)
・公益施設(鉄道、ライフライン、病院・・・)
(現在の範囲)
・教育
・芸術・文化
・健康・福祉
・産業
・市民活動

第5回(11月2日)

防災まちづくり(講義)

・災害大国日本
・災害対策とまちづくりとの関係
・震災対策(密集市街地対策)
・津波防災まちづくり

第6回(11月9日)

まちづくりにおける官民連携(エリアマネジメント)(講義)

・エリアマネジメントとは
・エリアマネジメントの事例
・エリアマネジメントの意義
・エリアマネジメントの現状
・エリアマネジメントの効果
・エリアマネジメントの推進のための仕組み(既存制度)
・エリアマネジメントの課題
・米国BID

第7回(11月16日)

コンパクトシティ実現に向けたまちづくりの取り組みについて(講義)

講義:国土交通省都市局都市計画課施設計画調整官 鎌田秀一氏(客員准教授)

・コンパクトシティについて
・都市機能の誘導:都市機能立地支援事業等
・規制市街地の再整備:敷地整序型区画管理(大街区化)
・道路空間の再編
・防災性とエネルギー利用の向上:まちづくりと面的エネルギー利用

第8回(11月30日)

景観・歴史まちづくり(講義)

・景観に関する制度の歴史
・景観緑三法
・歴史まちづくり法
・条例に基づく仕組み

第9・10回(12月7日)

古川橋区画整理(安全安心、エリアマネジメント等)(フィールドワーク)
*1・2限の時間を使用

第11回(12月14日)

姉小路界隈(景観まちづくり)(フィールドワーク)

第12回(12月21日)

水害土地利用規制(海外のまちづくりの事例)(講義)

第13回(1月11日)

発表報告会(第1回):受講生によるレポート案の事前発表会

第14回(1月18日)

発表報告会(第2回):受講生によるレポート案の事前発表会

 

 


平成28年度後期開講科目:「まちづくりとまち経営」

担当教員:御手洗 潤 (大学院経営管理研究部)

開講時限:木曜日2限(10:30〜12:00)

開講場所:総合研究2号館3階 マルチメディア講義室

第1回(10月6日)

イントロダンクション及びまちづくりの歴史と基本的な仕組み(講義)

● シラバスの説明

● まちづくりとは?まち経営とは?

● まちづくりの基礎

● まちづくりの歴史とまちづくりの基本的な仕組み(概要)

●(これからのまちづくりの主要課題とニーズ)

● 宿題:帰宅困難者対策

第2回(10月13日)

防災まちづくり(講義)

● 災害大国日本

● 災害対策とまちづくり

● 震災対策

● 密集市街地対策

● 津波防災まちづくり

● 土砂災害対策

● 帰宅困難者対策

第3回(10月20日)

コンパクトシティの形成(講義)

• 都市計画制度の概要―区域区分と開発許可を中心に

• ケースの考察

• コンパクトシティの形成

• ケースの参考事例―他の都市における線引や開発許可に関する動向―

第4回(10月27日)

コンパクトシティの形成/市街地整備・まちづくりの事業(講義)

• コンパクトシティの形成

– コンパクトシティの必要性 高齢化と福祉・医療
– 今後の都市構造の方向性
– コンパクトシティ形成のための手段
– 自治体の取組(先進事例:富山市)                                                       – 前回のケースの参考事例

• 市街地整備・街づくりの事業
– 土地区画整理事業
–市街地再開事業

第5回(10月27日)

都市政策の最近の動向について

講義:国土交通省都市局 井﨑都市政策課長(客員准教授)

第6回(11月10日)

リニア時代の名古屋のまちづくり

講演:名古屋市  黒田昌義都市住宅局長

第7回(11月17日)

景観・歴史まちづくり

• コンパクトシティの形成
– 宿題の結果
– 追加説明

• 景観・歴史まちづくり
– 景観に関する制度の歴史
– 景観緑三法
– 歴史まちづくり法
– 条例に基づく仕組み                                                             – ケースの考察(宿題)                                                             – 京都市の景観政策

第8回(12月1日)

まちづくりにおける官民連携(その1)エリアマネジメント(講義)

●エリアマネジメントとは

●エリアマネジメントの意義

●エリアマネジメントの事例

●エリアマネジメントの現状

●エリアマネジメント団体の分類

●エリアマネジメントの効果

●エリアマネジメントの推進のための仕組み(既存制度)

●エリアマネジメントの課題

●米国BID

●ドイツBID

第9・10回(12月15日)

まちづくりの現場:大阪ビジネスパーク協議会(OBPのスマートコミュニティ化に向けて)

まちづくりの現地調査及び講話(フィールドワーク)

第11回(12月22日)

まちづくりの現場:姉小路界隈を考える会(姉小路界隈におけるまちづくり20年)

まちづくりの現地調査及び講話(フィールドワーク)

第12回(1月5日)

まちづくりのおける官民連携(その2)PFIとPPP

●PFIとPPP/ 不動産プロジェクトのファイナンスと証券化

●PFIとPPPの基礎

●PFI/PPP推進の背景

●PFIの類型

●PFIの事例

●PFI・PPPの課題と近年の政策

●不動産プロジェクトのファイナンスと証券化

●宿題フィードバック 京都市景観政策

●宿題フィードバック BID制度の導入

第13回(1月12日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会①

課題発表

第14回(1月19日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会②

課題発表


平成27年度後期開講科目:「まちづくりとまち経営」

担当教員:御手洗 潤 (大学院経営管理研究部)

開講時限:木曜日2限(10:30〜12:00)

開講場所:総合研究2号館3階 マルチメディア講義室

第1回(10月1日)

イントロダンクション及びまちづくりの歴史と基本的な仕組み(講義)

● シラバスの説明

● まちづくりとは?まち経営とは?

● まちづくりの基礎

● まちづくりの歴史とまちづくりの基本的な仕組み(概要)

● 宿題:帰宅困難者対策

第2回(10月8日)

防災まちづくり(講義)

● 災害大国日本

● 災害対策とまちづくり

● 震災対策

● 密集市街地対策

● 津波防災まちづくり

● 東日本大震災からの復興まちづくり

● 帰宅困難者対策

第3回(10月22日)

コンパクトシティ/エコシティの形成(講義)

• 都市計画制度の概要―区域区分と開発許可を中心に
• ケースの考察
• コンパクトシティの形成
• ケースの参考事例―他の都市における線引や開発許可に関する動向―

第4回(10月29日)

コンパクトシティの形成/景観・歴史まちづくり(講義)

• コンパクトシティの形成
– ケースの参考事例
– 今後の都市構造の方向性
– コンパクトシティに向けた自治体の取組(先進事例:富山市)
• 景観・歴史まちづくり
– 景観に関する制度の歴史
– 景観緑三法
– 歴史まちづくり法
– ケースの考察

第5回(11月5日)

景観・歴史まちづくり/市街地整備・街づくりの事業/都市の国際競争力の強化(講義)

• 景観・歴史まちづくり
– 京都の景観政策
• 都市の国際競争力の強化
– 日本の都市の国際競争力/現状と課題
– 国際競争力強化に向けた取り組み
• 市街地整備・街づくりの事業
– 土地区画整理事業

第6回(11月12日)

リニア時代の名古屋のまちづくり

講演:名古屋市  黒田昌義都市住宅局長

第7回(11月19日)

都市政策の最近の動向について

講演:国土交通省都市局 井﨑信也都市政策課長(客員准教授)

第8回(11月26日)

まちづくりにおける官民連携(エリアマネジメント)(講義)

●エリアマネジメントとは

●エリアマネジメントの事例

●エリアマネジメントの現状

●エリアマネジメント団体の分類

●エリアマネジメントの効果

●エリアマネジメントの意義

●エリアマネジメントの推進のための仕組み(これまでの取り組み)

●エリアマネジメントの課題

●米国BID

第9回(12月3日)

まちづくりのおける官民連携(PFI)、住民参加による地区まちづくり

●PFIとは/PFIとPPPの基礎

●PFI/PPP推進の背景

●PFIの類型

●PFIの事例

●PFI・PPPに係る近年の動向

第10・11回(12月10日)

まちづくりの現場:大阪ビジネスパーク協議会(OBPのスマートコミュニティ化に向けて)

まちづくりの現地調査及び講話(フィールドワーク)

第12回(12月17日)

まちづくりの現場:姉小路界隈を考える会(姉小路界隈におけるまちづくり20年)

まちづくりの現地調査及び講話(フィールドワーク)

第13回(12月24日)

外部講師による民間のまちづくりの取り組み

講演:長浜まちづくり会社コーディネーター 吉井茂人氏

講演:阪急電鉄株式会社不動産事業本部不動産開発部 植松宏之副部長

第14回(1月7日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会①

課題発表

第15回(1月21日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会②

課題発表


平成26年度後期開講科目:「まちづくりとまち経営」

担当教員:御手洗 潤 (大学院経営管理研究部)

開講時限:木曜日2限(10:30〜12:00)

開講場所:総合研究2号館3階 マルチメディア講義室

 第1回(10月2日)

イントロダンクション(講義)

● シラバスの説明

● まちづくりとは?まち経営とは?

● みんなで考えよう(どんなところに住みたい?どんなところでビジネスをしたい?)

● まちづくりの基礎

● まちづくりの歴史とまちづくりの基本的な仕組み

● 宿題:帰宅困難者対策

第2回(10月9日)

防災まちづくり(講義)

● 災害大国日本

● 帰宅困難者対策(宿題)

● 災害対策とまちづくり

● 震災対策

● 密集市街地対策

● 津波対策

● 東日本大震災からの復興まちづくり

● 津波防災まちづくり

● 土砂災害対策

● 帰宅困難者対策

第3回(10月16日)

コンパクトシティの形成(講義)

● 都市計画制度の概要―区域区分と開発許可を中心に―

● ケースの考察(線引き廃止)

● コンパクトシティの形成

第4回(10月23日)

コンパクトシティの形成/景観・歴史まちづくり(講義)

● コンパクトシティの形成

● 景観・歴史まちづくり

第5回(10月30日)

住民参加による地区まちづくり/市街地整備・街づくりの事業(講義)

● 景観・歴史まちづくり(つづき)

● 住民参加による地区まちづくり

● 市街地整備・まちづくりの事業

第6回(11月6日)

京都をより一層魅力あるまちにするために 〜京都市の都市計画〜

講演:京都市 小笠原憲一副市長

第7回(11月13日)

コンパクトシティ実現に向けた市街地整備事業制度について

講演:国土交通省都市局市街地整備課 鎌田秀一拠点整備事業推進官

第8回(11月20日)

都市再生/土地の有効利用と不動産市場の活用(講義)

● 都市再生と都市の国際競争力の確保

● 不動産の証券化

第9回(11月27日)

まちづくりにおける官民連携(講義)

● エリアマネジメント

● PFIとPPP

第10・11回(12月4日)

まちづくりの現場:大阪(梅田)の都市開発とエリアマネジメント

グランフロント大阪現場調査(フィールドワーク)

第12・13回(12月11日)

まちづくりの現場:門真市の密集市街地整備とまちの経営(まちづくりにおける経済効果とビジネスチャンス)

古川橋付近区画整理現場調査(フィールドワーク)

第14回(1月8日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会①

課題発表

第15回(1月15日)

発表報告会:受講生によるレポート案の事前発表会②

課題発表

 

 


 

 

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 


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