京都大学サービスMBA入門プログラム

サービスMBA入門プログラムとは

1.概要

(1)ねらい

2015年10月より、京都大学経営管理大学院は、主として関西地方の現役社会人でサービス経営に関わる次世代経営者、マネージャーを対象に夜間を主とした社会人講座を展開します。この講座は、サービスの経営、マーケティング、デザイン、会社運営についての経営学セオリーとその実践を学ぶことで、サービスの価値を高めるマネジメントの基本を学ぶことを狙いとします。
基本的な内容は下記になります。

  • ①サービス経営の基本セオリーを学ぶ
  • ②実務家との対話で先進ビジネスモデルを学ぶ
  • ③チーム学習で新規サービス事業の計画立案を実践する
  • ④観光ビジネスの最先端とそのイノベーションを学ぶ(選択者のみ)

これを通じて京都大学サービスMBAコースにおけるサービスマネジメントコースの基本的内容について体験学習してもらいます。その経験を通じて、京都大学経営管理大学院MBAプログラムサービス価値創造専攻への進学を検討してもらえれば幸いです。ただし、本プログラム受講は、経営管理大学院MBAコース受験を求めるものではありません。

(2)本事業の課題

サービス産業においては、次世代の経営者人材の育成・確保に大きな課題を抱える企業が6割にのぼります。ことに、中核人材でもマーケティング、IT導入企画能力、新規事業開発能力、戦略策定能力、リーダーシップの面で、課題を持っており(経済産業省、日本生産性本部)、社会人の学び直しの機会提供が必要です。京都大学大学院経営管理大学院サービス価値創造プログラムでは、サービス産業のコンテクストをふまえ経営管理人材の能力開発に必要なサービス経営学などの科目開発を展開してきました。そのエッセンスを今回の社会人講座で提供します。

(3)社会人に学びやすい環境作り

社会人学生の学び直しに配慮した3つの主な工夫をしてあります。

  • ①主要講義の京都駅前での夜間開講や土曜日開講

    授業は、京都大学だけではなく、主要講義(サービス経営論、サービス産業事例分析)について、京都市内や大阪からもアクセス便利なJR京都駅前のキャンパスプラザ京都(京都市大学のまち交流センター)の教室にて、平日夜間に行います。

    キャンパスプラザ京都(住所:京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
    http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto

    また、演習については、開講期間中、土曜日に月1-2回、京都大学経営管理大学院で行います。

    京都大学経営管理大学院(住所:京都市左京区吉田本町36)

  • ②eラーニングによる学習支援

    eラーニングを用いて、社会人の多忙な仕事や生活を配慮して、予習、復習、発展学習を行えるようにしております。5に詳細。

  • ③ビジネスケースを多用した学習

    経済産業省「おもてなし経営選」やサービス産業生産性協議会「ハイサービス300選」などの日本のサービス経営のベストプラクティス企業の実務家にお越し頂き、その代表的なビジネスモデルについて対話をベースに学習します。ケースメソッドを用いて、最先端のサービス経営の強みや独自性を理解し、それを自分のビジネスに応用する能力を養います。

(4)文部科学省補助事業

なお、文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し教育プログラム」(2014-16年度)に採択された補助事業です。詳しくは、その事業のホームページリンク https://s-manabinaoshi.jp/ を参照してください。
なお、この補助を受けている関係で、受講料は2015-16年の間、特別価格設定となります。

2.産学連携による「社会人学び直し」事業

本プログラムは、京都大学経営管理大学院が、文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し教育プログラム」(2014-16年度)に採択されて、補助を受けて展開する事業です。京都大学経営管理大学院が、社会人学び直しのための実務教育について、以下の団体、企業と産学連携を組み、指導を受けながら進めております。また、採択や実施に関しては、関西経済連合会、大阪商工会議所、京都商工会議所のご支援を受けております。

  • がんこフードサービス株式会社
  • 三和実業株式会社
  • 株式会社京阪流通システムズ
  • 学校法人大和学園
  • 日本小売業協会
  • 日本観光振興協会
  • サービス産業生産性協議会
  • 株式会社サイバーエージェント

なお、文科省補助事業期間終了後も、実施形態を見直しながら、2017年度からも展開する予定です。

3.プログラム概要

(1)プログラムの概要

受講対象者は、現在、日本国内に在住し、サービス事業経営に関わる3年間の勤務経験を有し、現在勤務している社会人となります。
プログラムの概要は下記となります。詳しくは今年度の募集案内である京都大学サービスMBA入門プログラム出願要項(以下「出願要項」と略)を参照してください。

(2)受講について

基本的には、全員が、まず第1期の3ヶ月程度で下記の科目を受講します。

  • ①講義系2科目(必修:サービス経営論、サービス産業事例分析):水曜日夜開講
  • ②演習計1科目(新規サービス事業開発演習):毎月1,2日の土曜日で合計4日間実施
  • ③観光講義系1科目(選択:ツーリズム産業論):希望者のみ(開講日は①、②の後になります。受講選択者には別途ご案内します)。

(3)開講科目について

開講科目は、下記のようになります。

1)講義系科目
  • ①「サービス経営論」(必修)

    サービスは、顧客の価値を一緒に作り出すビジネスです。そのために、サービスのマネジメントには、独自の経営原理が存在します。この授業では、サービスの本質、マーケティングの特性、サービスのデザイン、生み出す組織作り、イノベーションの仕組みについての基本的なマネジメントの考え方を理解します。

  • ②「サービス産業事例分析」(必修)

    サービスのビジネスモデルは刻々と進化し、国際的な競争を行っています。国際的な視野を持ち、サービス先進事例、特におもてなしのあり方に関する情報収集と分析能力を高めることが、国際的な競争力や生産性を高める上で必要です。代表的なサービス経営事例に関して、経営者や現場担当者から講演をしてもらい、そのビジネスモデルの特徴と競争力を分析します。

  • ③「ツーリズム産業論」(選択)

    ツーリズム産業のトップマネジメントや学識経験者を客員講師として招聘し、理論面とともに実務面からもツーリズム産業の実態を理解し、今後のツーリズム産業のあり方を論じることを目的とした講義を展開します。

2)演習系科目(必修)

新規のサービスブランド企画を実習ケースにして、ビジネスプランを作成する基本プロセスについてチーム学習を通じて経験し、新規事業開発プロセスを理解する基本的能力の育成を行います。

(4)履修後に開発される能力のイメージ

次の3つのタイプの能力を開発するイメージを持っています。

  • ①サービス経営全体における高度化のポイントを理解したサービス企業の経営者・管理職
  • ②ブランド力を持つ新たなサービス事業を企画できる中堅社員
  • ③異なる分野や地域の優秀サービス経営事例を理解し、事業展開に応用できる中堅社員

4.応募の仕方

(1)受講生の出願要項

受講対象者は、サービス事業経営に関わる3年間の勤務経験を有する社会人となります。
なお、募集概要については、京都大学経営管理大学院の「入試情報」に関するホームページで「出願要項」に関する下記のホームページを参照してください。

(2)応募の仕方と受講決定

(a)応募

出願要項及び受講希望票は、京都大学経営管理大学院ホームページ上で、期間中に配布しております。詳しくはそれをダウンロードの上、お読みください。

5.eラーニング等による学習支援

社会人受講生の学習活動の利便性を高めるために、インターネットを用いた学習支援を行います。

(1)eラーニングによる学習支援

社会人受講生の学習活動の利便性を高めるために、ウェブサイトでのeラーニングを活用します。これを通じて、多忙な社会人受講生が、自分の仕事や生活に合わせて学習活動が行えます。
受講者は、受講期間内に、以下のサービスを利用できます。なお、下記のサービスは、一部講師について、その報告内容の都合上できない場合があります。

  • ①講義系科目のビデオのオンデマンド配信
  • ②講義系科目の配付資料のウェブ上での配布
  • ③講義系科目の関連資料の配付
  • ④講義系科目の内容確認テスト
  • ⑤前年度以前の講義のビデオ講義受講により学習を深める
  • ⑥前年度以前の実務家講演による優秀経営事例の学習

また、サービスは、インターネットを用いたウィンドウズパソコンを対象にします。マッキントシュOSによるパソコン、スマートフォン、タブレットは対象外となります。

(2)情報環境及びリテラシーの条件

このように、eラーニングの活用や、電子メールによる連絡を行いますので、受講は、自宅、職場でのいずれかで、パソコン、プリンター、インターネットを利用できる方に限られますので、ご注意ください。

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