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イベント報告 2018.02.05

H30.1.20 第66回京都管理会計研究会を開催しました

京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、平成30年1月20日、楽友会館1階会議室にて第66回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。
当日は、第1報告として、黒木淳氏(横浜市立大学准教授)より、「Efficient Budgeting Using Service Costs and Performance Measures: Evidence form Local Governments」(廣瀬喜貴・高崎商科大学短期大学部講師、本川勝啓・学習院大学准教授との共同研究報告)と題し、日本の地方自治体において発生主義会計情報や成果情報が予算編成に与える影響をフィールド実験で検証した結果について報告がなされました。

◆講演する黒木氏

第2報告では、Winnie O’Grady氏(オークランド大学上級講師)より「Enabling control in a radically decentralized organization」と題し、非常に分権化された組織において公式的なマネジメント・コントロール・システムがどのように用いられているかについて、グローバルに事業展開をしている物流会社の事例が報告されました。

◆講演するO’Grady氏

参加した約20名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。