2025年9月30日(火)、東京大学駒場キャンパス18号館ホールにてシンポジウム「越境するキュレーション」を開催しました。本イベントは京都大学と東京大学の共催により実施し、約140 名が参加しました。
基調講演では、キュレーター長谷川祐子 客員教授が「キュレーションの変遷と拡張」をテーマに、越境的な視点から芸術と社会をつなぐキュレーションの役割について講演しました。活動紹介の冒頭では、美術史家の加治屋健司 教授が東京大学芸術創造連携研究機構の取り組みを紹介しました。


続くパネルディスカッションでは、加治屋健司 氏をモデレーターに、美学者の星野太 教授、インタラクティブメディア研究者でアーティストの筧康明 教授、キュレーターの蔵屋美香 客員教授、デザインマネジメントの小幡真也 特定准教授が登壇。それぞれの専門的視点から、キュレーションがもたらす新たな価値や社会的影響について議論を交わしました。進行役を務めたアーティスト 金井学 特任准教授のもと、参加者自身がアクターとして巻き込まれるような実践的議論が展開されました。

左から星野 教授、筧 教授、小幡 特定准教授

登壇者それぞれが提案する多彩な視点は、参加者に新しい気づきを与え、キュレーションという行為の越境的な可能性を示唆しました。
本シンポジウムは、領域の壁を超えた対話と協働を通じて、キュレーションが社会や文化にどのような変革をもたらすのかを探る場となりました。多様な分野の専門家が集い、知識を共有し合うことで、新たなネットワークと未来への展望が生まれる機会となりました。
キュレーション理論・実践とマネジメント寄附講座
https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/collaborative-research/curation/
PRTIIMESでのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000166686.html

