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イベント報告 2025.10.29

2025.10.11 第3期「女性エグゼクティブ・リーダー育成プログラム」開講式を開催しました

10月11日(土)、京都大学経営管理大学院「女性エグゼクティブ・リーダー育成プログラム」(WELプログラム)の開講式が、吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟5階 HORIBAシンポジウムホールにて執り行われました。

チョルパン 教授による開会の辞

日本企業における女性役員の割合を増やすことを目的とした本プログラムは、今年度で第3期を迎え、受講生34名を含む参加企業役員、大学関係者など総勢53名が出席しました。

式典の冒頭では、湊長博 総長と澤邉紀生 院長より、受講生への励ましのメッセージを頂戴しました。湊 総長は、現代社会が生産性や競争を重視する「ハイスピード」な価値観から、ケアや多様性を尊重する「スローダウン」への転換期にあると述べられました。この変化は、女性の力がより発揮される社会の実現につながるものであり、受講生一人ひとりがその変革を担う存在である、と期待を寄せられました。

特別講演では、日産自動車株式会社DEI推進室室長の小林利子 氏をお迎えし、同社におけるDEIの取組や今後の課題についてお話しいただきました。続く幸田博人 特別教授との対談では、現場での実践や課題意識をさらに掘り下げて活発な意見交換が行われ、参加者にとって貴重な学びの場となりました。最後に小林 氏からは「日本社会にはまだ大きな伸びしろがある。WELプログラムを通じて互いに学び、国際社会における日本の地位向上に貢献してほしい」と、開講にふさわしい激励の言葉を頂戴しました。

関口倫紀 教授から、プログラムの概要や目的について説明後、受講生同士や会員企業の役員との交流では、企業間ネットワーキングの場として活発な意見交換が行われました。受講生一同の決意を新たに、京都大学経営管理大学院は、次世代女性リーダーの育成を通じ、日本社会のダイバーシティ推進に貢献してまいります。

湊長博 総長によるご挨拶
小林利子 氏と幸田 教授による特別講演対談

女性エグゼクティブ・リーダー育成プログラム
https://www.wel.gsm.kyoto-u.ac.jp/