経営科学専攻(博士後期課程)

 本大学院では平成28年度より、修士・MBA相当の能力を有する社会人を主な対象とした博士後期課程を設置し、グローバル・ビジネス・リーダーとしての高度専門職業人博士の養成を目指してまいります。

主なポリシーは以下のとおりです。
http://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/about-us/policy.html

 

  博士後期課程の概要

この博士後期課程では3つの研究領域の1つにおいて専門性を高め、かつ実務に役立つ総合性を身につけるための指導を受けることになります。

 ┃実践ファイナンス領域
<育成する具体的人物像>

・実際の金融証券市場のあり方を踏まえて、ファイナンス領域に関する海外市場の現状を熟知し、かつ実践的に分析でき、独自の発想に基づきファイナンス戦略を設計し実践できる人材。
・自身の戦略を海外の専門家に英語でロジカルに説明し、専門的な交渉解決能力を有する人材。

┃サービス・イノベーション&デザイン領域
<育成する具体的人物像>
・サービス経済の進展に鑑み、企業・公的機関が直面する種々のサービス高付加価値化の課題に対して、グローバルな見地からサービス活動の観察・分析・評価の研究を行い、独自のサービス価値創造フレームワークの構築、検証を行える専門人材。
・海外のサービス経営専門家に対して、説明・説得を行える人材。さらに、様々な領域におけるビジネス展開において、デザインという視点でビジネスをリードし、イノベーションを起こせる専門人材。


┃プロジェクトマネジメント領域
<育成する具体的人物像>
・国内外の大型プロジェクトに関わる資金調達、入札、契約管理、紛争解決、運用、維持管理のためのマネジメント技術に関する理論・実証分析をできる能力を有する人材。
・大型プロジェクトにおけるリスク構造とガバナンス構造を分析し、その結果を実施管理できる人材。
・国際的な観点で、対象国における法、慣習、社会・経済を学際的に理解し、プロジェクト契約を支える制度基盤を分析できる能力を有する人材。
博士後期課程の概要

  博士後期課程の科目構成

博士後期課程学生は、「博士基礎科目」、「博士専門科目」、「経営科学リサーチ実習」、「経営科学特別演習」をコースワークとして履修します。

「博士基礎科目」は、各研究領域に共通で不可欠な科目とし、1年次に履修します。
「博士専門科目」は、各領域に関わる高度な理論体系を修得することを目的に提供されるもので1~2年次に履修します。
「博士基礎科目」「博士専門科目」合わせて計8単位の修得を必須とします。

「経営科学リサーチ実習」は、ケーススタディ調査研究を通じてビジネスモデルの分析やビジネスケース教材の作成を課すものです。
1~2年次に履修し、計4単位の修得を必須とします。

「経営科学特別演習」は指導教員による研究指導であり、1~3年次を通じ、半期毎にⅠ~Ⅵの単位修得(合計12単位)を必須とします。

なお、1年次終了時に博士論文作成にあたっての学力評価である「予備審査」、2年次終了時に博士論文作成の「資格審査」に合格することが進級要件となります。

この博士後期課程では、研究指導チーム及び専門領域指導チームによる複数の教員での研究指導が行われます。

3年以上在学し、計24単位以上を修得し、博士論文審査に合格することをもって、博士(経営科学)(Doctor of Philosophy in Management Science)の学位が授与されます。

あわせて、多様なバックグラウンドを有する学生を期待していることに鑑み、経営科学に関する十分な基礎的学力が必ずしも十分でないと認められる学生については、経営科学基礎学力アチーブメント科目(経営管理大学院の基礎科目:MBA 基礎科目)として履修を義務付け、その知識や能力についてアチーブメントを確認することとします。単位付与はありません。


20150729 news

 

20160422

 

  院長からのメッセージ

yasunaga2006年に経営系専門職大学院(修士課程)としてスタートした京都大学経営管理大学院は、今年2016年4月に新たに博士後期課程を開設しました。
経営科学の研究者を育成する博士後期課程は他にも多数ありますが、本大学院の博士後期課程はそれとは異なるミッション、ゴールを設定しています。
全力でビジネス・社会においてパイオニアとして活躍されている社会人のみなさまにこそ、応募していただきたいと考えています。

そういうみなさんが、本大学院博士後期課程のプログラムに参加して、みなさん自身の高度な経験・実績、そこから得たビジネスのアイデアを、経営科学の最先端と結合させてさらなる探究・創造につなげていくことを期待しています。
みなさんの本大学院での学びと研究が、ビジネス・社会に大きなインパクトを与える経営科学の研究成果となり、そして同時にみなさん自身の新たなキャリアの発展となるように、私たちもともに探究・挑戦します。

京都大学経営管理大学院長 若林 靖永

 学生からのメッセージ
プロジェクトマネジメント領域  村上 啓二

murakami経営管理大学院には論理的思考力と実践力を高め、学術面では経営学の専門家になること、実務面では事業経営を営む経営人材になることを目指し入学しました。当初は欧米ビジネススクールへの留学や他国内ビジネススクール博士課程への入学も検討しましたが、京都大学経営管理大学院は博士課程設立元年で自ら創り上げてゆく楽しみがありチャレンジングであること、並びに原則土曜日の授業でありキャリアをストップせず仕事を継続しながら受講・研究できることを主な理由に、東京からの週末通学を前提に入学を決めました。
1年目前期は経営科学特論・リサーチメソッド等の基礎科目が中心ですが、講師のレベルは非常に高く授業内容が充実していて多くの知識が得られること、少人数での授業であり活発に意見が言い合えること、社会人学生の業界が多岐にわたり且つ優秀であるため刺激を受けること等期待以上の効果が得られていると実感しています。また、指導教官は学界の第一人者ですが、私への指導も非常にサポーティブであることに感謝・満足しています。指導教官からの導きにより学会や勉強会にも積極的に参加し、自らの研究テーマ発表や質疑応答を通して高度な専門人と意見交換できたことは非常に有意義に感じています。
今後は博士論文執筆に向けて先行研究の調査・分析、研究計画書の策定等に入りますが、社会人学生として研究/実務のバランスを取りメリハリをつけた時間管理を行うことにより、効果的且つ効率的に研究が進められる様しっかり準備してゆきます。今後経営管理大学院博士後期課程が発展するために自らが貢献すると共に、博士として相応しい研究を行い学術界での専門家且つ経営人材・グローバルビジネスリーダーとなるべく努めてゆきたいと思います。

 

 

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