2019.04.01

【科研】築造過程から長期供用を経て地震による変形・破壊まで,盛土の一生を解く

研究種目

基盤研究(A)  中区分22:土木工学およびその関連分野

期間

2019-04-01 – 2023-03-31

代表者

菊本 統 准教授( 横浜国立大学 / 大学院都市イノベーション研究院)

分担者

  • 肥後 陽介 教授 他

キーワード

  • 盛土 / 風化現象 / 劣化現象 / 長期供用 / X線CT / 不飽和土 / 締固め / 不均質性 / 脆弱岩 / 風化 / 引張破壊 / 膨潤 / マルチスケール解析 / 構成則 / 泥岩 / スメクタイト

概要

長期供用盛土では,盛土材の風化に起因した変状や耐震性能の低下が問題になっており,古い盛土の維持・管理を合理化するためには,①締固め品質,②盛土材の風化・劣化,③地震外力条件を考慮して盛土の耐震性能を正確に評価する方法が必要である。 本研究では,マルチスケールの実験と解析により盛土材料の風化現象を解明・記述し,これまでの成果と統合することで「築造過程から,供用時の風化を経て,地震による変形・破壊まで,盛土の一生を解く」統合的システムを実現する。手法は実験との比較により検証するとともに,東名高速の長期供用盛土を対象として築造・供用・地震時応答を解析し,対策すべき盛土の特徴を明示する。