デザイン学大学院連携プログラム

概要

本プログラムでは、「デザイン学」を共通言語とする専門領域横断的な教育プログラムを編成し、協働を担い得る博士人材の育成を行います。即ち、様々な場面でイノベーションを主導し、社会を変革できる専門家の育成を目標としています。このような人材を、ジェネラリストを意味する「T字型人材 (T-shaped people) 」と対比させ、専門領域を超えて協働し社会を変革できる突出した専門家という意味を込めて「+字型人材 (+-shaped people)」と呼び、本プログラムが養成すべき人材像とします。
こうした人材を育てるために、5 つの専門領域 (情報学、機械工学、建築学、経営学、心理学) の協力によってデザイン学の学位プログラムを構成します。

設置期間

2012年10月1日~2019年3月31日

関連部局名

情報学研究科、工学研究科、教育学研究科、経営管理大学院

活動内容

  • デザイン方法論の確立:人類社会が直面する複合的な課題に取り組むために、これまでに培われた機械工学や建築学などでのデザイン学に対する知見と、数学、力学、最適化、制御、計算機科学、システム科学などの情報学や工学の基礎研究を結集し、心理学や経営学などの人や社会に関する視点から、問題発見と問題解決のための新たなデザイン方法論を確立する。
  • デザイン教育の確立:デザインを、プロダクトやサービスを対象とする活動だけでなく、組織やコミュニティ、社会や文化を対象とする、人間の多元的な営為として捉え直す。その上で、Cyber (情報学など) とPhysical (工学など) の専門家が、経営学、心理学や芸術系の専門家との協働を通じてデザインが行えるよう、現場の教育力を活用した実践的な教育プログラムを確立する。