屈 耘竹さん

プロジェクト・オペ―レーションズマネジメント 2017年度修了生

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

屈 耘竹さん

私は学部の時、経済向けの統計学を勉強しました。その時経済学や会計学やマーケティングなどの知識も勉強し、経営学に興味を持つようになり、修士進学の時、経営学を目指しました。
日本の経営は世界中でもとても有名で、優れた経営理念を持っている企業がいっぱいあります。このような企業に就職して、さらに経営を学びたいので、もう少し経営学を身につけたほうがいいと思い、人気なMBAを選びました。
京都大学GSMと縁があると思います。なぜなら、私が日本に来た時、ちょうどGSMの出願時期でした。このチャンスを見失いたくないから、思わずに出願し、受験を受けました。その時期がちょうどいいということも原因の一つだと思います。

GSMで学んだこと

GSMで学んだ一番大切なことは「考え方」だと思います。基礎科目のマーケティングを勉強した時、とある経営活動について、事実(原因)から行動、効果(結果)まで、どのような流れがあるか、事実を正しく把握するためにどのように考えるべきか、などの内容が多かった。勉強した後から、とある問題について私はよくそのロジックで考えました。経営活動だけではなく、生活面のいろいろな問題に対して効率も高いし、筋を見つけることも易くなりました。
もう一つは情報収集の能力です。今は新しいものが毎日出てくる時代で、私たちに対して情報収集能力はとても重要です。GSMでよくグループワークや個人発表があり、短い準備時間の中にどのように情報をいっぱい収集して利用するのかは大切です。このような経験は今後の仕事の中にも役に立ちます。

現在の進路を選んだ理由

日本企業にはよく「年功序列」「上下関係が厳しい」などの印象が深いです。しかし私はそのような雰囲気が嫌です。今の就職先は60年超えた企業ですが、社風はとても若々しくて、従業員の平均年齢は30歳ぐらいで、社長さんは若者たちに失敗をいっぱい味わい、高い目標を挑戦し、自分の限界を超えることを勧めています。実力主義の会社なので、少し残酷なイメージがありますが、私はこのような社風が好きで、ここで就職することを決めました。
総合職ですから、今は新卒社員全員と一緒に研修しています。私は仕事したことがありませんが、GSMでの経験がありますから、同期と比べると、社員だけではなく、経営者の角度から問題を把握、解決することもできます。経験不足ですが、周りより高い専門知識が持つことは自分の優勢だと思います。

在学中、印象に残った出来事

M1後期の時、「まちづくりとまち経営」という実務科目を受けた時、現地調査のため、グランフロント大阪に行きました。私はこのような授業を受けたことがありませんから、数日前から楽しみにしていました。現地に行って、関係者と対話し、このプロジェクトの開発経由や、機能や、集客の現状や、今後の計画などが直接的に教えてくれました。もちろん普通のケーススタディーにもこのような例がありますが、現地で自らの目で見て、周囲の環境を感じて、もし自分が同じ立場に立ったらどのような計画をするのかを想像して、今の不十分の点がありますか、もしあったらどう改善できるのかを考えることは、現地に行かないとなかなか想像しにくいです。今回の現地調査の後、別の授業を受けた時、レポートを書くために、ただの資料収集だけではなく、勉強として、そして趣味として、一回現場に行くこともありました。楽しかった一方、本当に役に立ちました。

授業以外に取り組んだこと

授業以外に私はよく外に出て遊びました。京都は日本の古都で、豊かな歴史と文化があります。私は神社が好きなので、京都のいろいろな神社(約40社)に行きました。印象が深いのは愛宕山の山頂にある愛宕神社で、山頂にあるから行ったことは当然辛かった。全国に約900社ある愛宕神社の総本社で、千年以上の歴史があります。昔のものもきちんと保存していて、すごく深い歴史の感じがありました。
もう一つは鴨川でランニングをしたこと。私は運動好きで、よくアウトドアースポーツをして、一番好きなのは鴨川両側の散歩道でランニングをすることでした。GSMでの二年間、鴨川で1000km以上走りました。

入学希望者へ向けてのメッセージ

一つは「GSMで学んだこと」で書いたように、私はGSMで身につけた二つ大事なことは「考え方」と「情報収集の能力」でした。今後の仕事の中にどのぐらいの作用があるのかまだわかりませんが、きっと役に立つことが確信します。もちろん、決してGSMでちゃんと勉強したらいい経営者になれるわけではありませんが、経営者の立場から問題を分析、全体面から把握することは私たちの優勢だと思います。
もう一つは京都で楽しく過ごすこと。京都は本当に素敵な街です。鴨川で散歩したり、伝統的な店でお茶を飲んだり、八つ橋などの和菓子を食べたり、人気な観光スポットに遊びに行ったり、すべては幸せな思い出です。