2019.04.01

【科研】ラマン分光法を用いた骨材のASR反応性およびASR残存膨張量の評価方法の開発

研究種目

基盤研究(B) 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連

期間

2019-04-01 – 2022-03-31

代表者

山本 貴士 教授

分担者

  • 高谷 哲 助教(京都大学 / 工学研究科) 他

キーワード

  • ASR / 反応性 / 反応生成物 / 残存膨張量 / ラマン分光法

概要

ASRが生じると、コンクリートのひび割に加えて、鉄筋破断なども報告されており、コンクリート構造物の抱える深刻な課題のひとつである。既存の骨材反応性試験のもとでこれまで反応性を持たないとされていた骨材で、膨張およびひび割れを発生した例も報告されており、我が国の多様な骨材特性を考えると、過酷化かつ長期化する供用条件のもとでは、ASR発生のリスクは高いと考えられる。骨材のASR反応性や残存膨張量を確認する手法は、いずれも労力や時間、費用を要するのが現状である。そこで本研究課題では、迅速かつ簡易に測定できる手法としてラマン分光法に着目し、骨材の反応性や残存膨張量を評価する手法の確立を目的とする。