2020.04.01

【科研】偶発的マルチハザードに対する河川堤防のロバスト性評価の実現

研究種目

基盤研究(A)  中区分22:土木工学およびその関連分野

期間

2020-04-01 – 2023-03-31

代表者

肥後 陽介 教授

分担者

  • 音田 慎一郎 准教授(京都大学 / 工学研究科) 他

キーワード

  • ロバスト性 / 河川堤防 / マルチハザード / 侵食 / 地震

概要

巨大地震や近年激甚化の一途をたどる豪雨による大規模洪水などの偶発的自然ハザードに対して、壊滅的被害を回避する「ロバスト性(粘り強さ)」を有することが、土木構造物の重要な要求性能の一つとして認識されるようになった。本研究では、河川堤防を対象として、1) 地震時・越流時の堤防の経時的な破壊過程を精緻に記述する解析手法を開発すると共に、2) これらの解析手法の代替モデルを用いた地震時・越流時の統一的なロバスト性の評価手法を提示する。これにより、地震と越流の同時発生までを考慮した、偶発的マルチハザードに対する河川堤防のロバスト性評価を実現する。