ソウル国立大学大学院 (韓国)
後藤 優
交換留学
2023年2月~2023年5月
留学を決めた理由を教えてください。

GNAM Week修了式(筆者左から2番目)
コロナ禍ということもあり日本から近距離かつ英語で完結する交換留学を希望しており、派遣先大学院の一覧よりGNAM (Global Network of Advanced Management) メンバー校であるソウル大学のGlobal MBA Programに興味を持ったため。
履修した講義(例)
Business Ethics and Legal Issues
Understanding Global Business
HR Analytics
Understanding Global Business
HR Analytics
留学先での講義・研究の様子を教えてください。
1講義あたり4時間で週2回開催される。毎回課題が課されるため、講義時間以外に復習時間を確保する必要がある。2講義に1度Quizがある講義もあった。グループワークもあり、期末考査はレポートおよびグループプレゼンテーションか筆記試験であった。
大学の環境はいかがでしたか?
英語で完結するMBAプログラムに在籍する学生は半分以上が留学生であり、残りは米国などで教育を受けたり国際機関やグローバル企業に勤務する韓国人などであった。教職員はほぼ全員が米国の大学院にてPhDを取得した教員であり、米国大学院とのダブルディグリープログラムもあるため米国のMBAを意識したものとなっている。施設について、MBAの講義が行われる建物は企業の寄付によるもので、設備なども学びに集中できるよう配慮された環境になっていた。
講義・研究以外に取り組まれた活動はありますか?
認定単位外で、ソウル大学大学院で行われたGNAMネットワーク校の学生が世界中から集まる1週間の集中講座(GNAM Week)に参加することができた。韓国企業への訪問や韓国歴史跡地などへ参加学生と交流を深めながら回ることができ、最終日には韓国で起業するにはというテーマでグループプレゼンテーションを行った。
留学を振り返った感想を聞かせてください。
(京都大学大学院では経験できない)GNAMメンバー校であるからこそ可能な体験ができ、大変有意義な時間だった。京都大学大学院でのワークショップも、指導教員の事前了承の上帰国まではZoomで参加し、留学での学びと同時並行で遅延なく遂行できた。両校の協力と柔軟な対応をいただき大変感謝している。
留学の経験を経て、あなたにどんな影響や変化がありましたか?(就職、将来のビジョン、考え方など)
交換留学を通じて知り合った学生とは現在でも連絡を取り合っており、さまざまなバックグラウンドをもつ彼らから学んだことで視野や考え方が広がった。また、(同じアメリカの大学出身ということで)教授陣にも懇親会等で色々とお話をいただき、将来を考えるうえでとても参考になった。
将来留学を考えている学生へのアドバイスやメッセージをお願いします。
京都大学大学院のMBAプログラムとは講義のデザインやスケジュールなど異なることも多いですが、だからこそ留学した意義、並びに得るものが大きかった気がします。ソウル大学大学院は国際的評価も高くGNAMメンバーでもあるので、英語で質の高い学びを多国籍の学生とともにアジアで学びたい方には派遣留学協定校の中で最も有力な候補の一つになると思います。