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イベント報告 2020.02.12

2020.2.8 シンポジウム:スタートアップエコシステムの構築~100年続くベンチャーが生まれ育つ都を創る~を開催しました

経営管理大学院は、令和2年2月8日に京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホールで、シンポジウム:スタートアップエコシステムの構築~100年続くベンチャーが生まれ育つ都を創る~を開催しました。
本シンポジウムは、産官学のスタートアップ関係者を対象に、第1期寄附講座の活動報告、内閣府スタートアップエコシステムなど産官学の動きに対する議論、京都ものづくりバレー講座第2期構想発表を目的に開催しました。

まず、基調講演として、山極壽一京都大学総長より人類としての本質的なエコシステムのあり方について、東京大学理事・副学長 藤井輝夫 氏より「東京大学の未来社会協創」に ついてお話をいただきました。
次に、竹林一客員教授による「京都ものづくりバレースタートアップエコシステムに必要なもの」と題した講演と、若林靖永教授・松浦恭也客員教授による寄附講座第1期活動報告を行いました。
つづいて、松浦恭也客員教授の進行のもと、藤井輝夫 氏、株式会社FLOSFIA代表取締役社長 人羅俊実 氏、JOHNAN株式会社代表取締役社長兼CEO 山本光世 氏、若林靖永教授によるパネルディスカッションを行いました。そこでは現在の起業家に対する評価や、Deep Techの領域の重要性、ファンディングにおける京都の地理的状況や、スタートアップの今後の展望について議論が交わされました。
最後に、山本光世 氏により、寄附講座第2期計画として、本講座の事業デザイン論とエフェクチュエーション、人とロボットの協調に関する研究会、100年続くベンチャーを創る京都のための研究会という3つの構想が発表されました。
当日は、大学研究者、経営管理大学院の学生、経営者、会社役員、経済団体職員など約200名が参加しました。

本シンポジウムは、産官学の各界の最前線でご活躍されている方々をお招きし、日本のスタートアップを取り巻く環境や今後のあるべき姿について考える重要な機会となりました。

左:講演する山極壽一京都大学総長
右:講演する東京大学理事・副学長 藤井輝夫 氏