京都大学経営管理大学院 経営研究センターと哲学的企業家研究寄附講座は、5月15日(木)時計台記念館百周年記念ホールにて、国際基督教大学理事長であり、ハーバード大学および一橋大学で教鞭を執られた竹内弘高 氏をお迎えし、「Change or Die ~VUCA時代の企業・大学経営」と題するセミナーを開催しました。
本セミナーでは、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代において、企業のみならず大学にも抜本的な変革が求められているという現実が論じられました。竹内 氏は、組織の硬直性に警鐘を鳴らしつつ、「変化を恐れず、挑戦し続けること」の重要性を強調され、参加者の多くにとって、深い気づきと実践的示唆をもたらす講演となりました。
また、講演中は壇上を降り、会場の参加者と直接対話を行うインタラクティブな形式も取り入れられ、双方向的な議論を通じて一層の学びが促進されました。当日は300名の参加があり、大学の教職員や企業関係者、学生を含む幅広い参加者から、「自身の組織に重ね合わせて多くの示唆を得た」との声が多く寄せられました。
本セミナーは、佐山展生 特命教授が企画する「ビジネスセミナー」シリーズの一環として開催されたものであり、今回が2025年度第1回目となります。本シリーズでは今後も、日本を代表する経営者の経験や人生の学びを通して、参加者がキャリアアップに向けた知見や気づきを得ることを目的に、年4回のペースで開催を予定しております。


ビジネスセミナー2025 第2回目のご案内
7月1日「上場企業の経営者に求められる資質と責任」セス・フィッシャー 氏 × 大熊将八 氏 × 佐山展生 スペシャルセッション
https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/event/56877/