【概要】 テーマ:進みすぎたアメリカのFinancialization(金融化)-企業経営と市民生活の現状と今後-
講師:渋谷裕司氏 (サンフランシスコ州立大学ファイナンス学科講師、HYS Associatesオーナー、Harvey Venture, Inc. アソシエット、米国カリフォルニア州在住)
概要: アメリカでは、過去30年以上進展してきた金融ビジネスの高度化とFinancialization(金融化)が数々の問題をもたらしている。企業では積極的な自社株買い、金融産業では他の産業と格差が広まった高額報酬、市民生活では教育費や医療費の高騰および格差社会の到来、などである。このようなFinancializationがさらに進むことは不可能だが、その次に何が来るのか、その像は見えていない。企業経営と資本市場の接点、市民生活の変化などの話題を紹介しながら、今後の方向を示し日本に参考となる視点を提供する。
<先端ファイナンスビジネス研究会の趣旨> ITや金融技術の進展は金融ビジネスを大きく変貌させている。それは、リーマンショック以降も同様である。ファイナンスビジネスは伝統的な業態(銀行、保険、証券など)を中心とした構造から、新たな付加価値をもたらす新しいプレーヤーが大きな影響力を持つようになって来ている。広く金融市場、企業ファイナンスを理解するうえで、これら新しいプレーヤーの役割を理解することは必須となっている。 「先端ファイナンスビジネス研究会」では、これらの新しいプレーヤーを理解することを目的とし、各分野の実務担当者を招き講演、自由討議を行うものである。
【日時】 2016年1月14日(木)16:30-18:00
【対象】 参加自由
【場所】 京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館3階 ケーススタディ演習室
【担当教員】 特定教授 加藤康之
【事前申し込み・参加費】 不要
【問い合わせ先】 特定教授 加藤康之 TEL:075-753-3547 Mail:kato[@]econ.kyoto-u.ac.jp (主催)経済学研究科附属プロジェクトセンター TEL:075-753-3531 (共催)経営管理大学院ファイナンス(あすかアセット)寄附講座 TEL:075-753-3435
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