本セミナーは経営管理大学院が日建設計総合研究所、ハノイ交通通信大学と共同で2013年に立ち上げたCUEモデリングのベトナムに活用を目指したNKU-CUEプログラムのキックオフイベントです。
都市計画マスタープラン策定に関わるハノイの行政担当者を対象として、マスタープラン評価の重要性や評価のためのツールとしてのCUE(応用都市経済)モデルについて紹介しました。ベトナム建設省、ハノイ市都市計画局などから30名あまりが参加しました。
ハノイ建設省のハノイ首都地域計画局グエン・アン副局長から、ハノイ地域の2030-2050マスタープランの紹介がありました。
続いて、小林 潔司経営研究センター長から土地利用・交通モデルの歴史的進展と今後の展望について、工学研究科の松島 格也准教授からCUEモデルの紹介とハノイ地域への適用結果について、石原 克治特別教授からNKU-CUEプログラムの概要と今後の展望についての講演が行われました。都市計画マスタープラン評価の現状と課題について、土地利用・交通政策を分析するモデル構築の方法論などについて活発な議論が交わされました。