平成27年10月24日(土)、大阪府門真市にて、京都大学経営管理大学院及び公共政策大学院、並びに一橋大学国際・公共政策大学院及び法学部の学生を対象に、「まちづくり体験学習」が開催されました。 本プログラムは、都市のマネジメントの一事例として、また我が国都市政策でこれまで重要な役割をはたしてきた土地区画整理事業の一事例として、民間企業によるまちづくり活動の著名な成功例である大阪府門真市古川橋駅周辺で行われた区画整理事業について学生が体験学習する機会を設けることを目的として開催されたもので、当日は、京都大学、一橋大学併せて25名の学生が参加しました。 はじめに、黒田昌義一橋大学客員教授の進行の下、辻琢也一橋大学副学長のご挨拶に続き、御手洗潤京都大学特定教授により、その後の講演及び現地調査の基礎知識となる「土地区画整理事業について」の講演が行われました。つづいて、渡辺敏幸光亜興産㈱取締役より「門真市の面的整備事業について」の講演が行われ、門真市や市のまちづくり全体の状況、現地視察する各事業のご説明等がありました。さらに、川村光世同社社長より、「まちづくりにおける経済効果とビジネスチャンス」についての講演が行われ、門真のまちづくりの中で同社のはたしてきた役割やそこから導き出されるビジネスモデル、官民そして経済への定量的効果、地域のエリアマネジメント活動、今後の課題等についてご説明をいただきました。 その後、3班に分かれて、門真・古川橋駅周辺の区画整理によるまちづくりとエリアマネジメント活動の現場を歩きながら光亜興産㈱の方々よりご説明をいただきました。最後に、同社の皆様と教員、学生が班別に机を囲み、質疑応答や意見交換を行いました。 本体験学習では、学生が現場のまちづくり・都市マネジメントの現場を体験し、知的な刺激を受け、自らまちづくりについて考える非常に貴重な機会となりました。あわせて、京都大学・一橋大学の大学間交流として、視野を広げる機会にもなりました。
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