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2015.11.06

H27.11.04 「エンタテインメント・ビジネス・マネジメント」で、吉田類氏の講演「旅と酒のエンタテインメント(酒場詩人の流儀)」を開催しました

平成27年11月4日(水)3時限(13:00~14:30)、及び4時限(14:45~16:15)に、総合研究2号館大講義室において、「エンタテインメント・ビジネス・マネジメント」に関連するイベントとして、吉田類氏の「旅と酒のエンタテインメント(酒場詩人の流儀)」の題目で、講演を開催しました。
吉田氏は、「酒場放浪記」など人気テレビ番組で活躍され、多方面で才能を発揮する、著名なアーティスト、詩人、そして旅人です。日本全国の旅先で様々な酒場を訪れ、人々と出会い、酒縁を通じた心の触れ合い、絆の作り方や在り方、人生の喜びなどについて、俳句を散りばめたエッセイを書き、多くの愛読者を引き付けています。

講演では、最初に今日吉田氏が立つ基盤となった、子ども時代から現在に至るプロフィールを述べ、続いて本講演の主題となる「酒場」について、歴史、社会との関係、あるべき姿、そして本来の楽しみ方などを、自分の経験をもとに語られました。また、氏の人生のテーマである旅、その途中で経験する山登り、渓流釣りなどはいずれもが予期せぬ出来事を満載するエンタテインメントであり、知的好奇心を持ち続け、それを楽しむことこそ、知性が最も要求される人間本来の楽しみであるとまとめられました。
講演の後半では、参加した学生から、大衆酒場での楽しみ方、酒縁とは何か、旅の持つ意味などについて質問がなされ、氏は一つ一つ丁寧に答えられ、聴講者の興味に応えました。

本講演は、エンタテインメントの重要な要素である、酒、旅、山登り、渓流釣り、人との出会い、縁の結び方などについて、吉田氏自身の人生観と経験をもとに多くが語られ、聴講者にとって極めて有意義で多くの収穫が得られた講演、そしてエンタテインメントでした。

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講演する吉田類氏 会場の様子