イベント報告アーカイブ

2015.12.25

H27.12.05 サービス経営人材育成プログラム「京都大学サービス・エクセレンス講座」第5回を開催しました

12月5日(土)午前10時30分より、京都大学 百周年時計台記念館にて、京都大学経営管理大学院による社会人対象のサービス経営人材育成プログラム「京都大学サービス・エクセレンス講座」第5回目を開催しました。

12月の講義テーマは「サービス・ケイパビリティ」。12月5日は、12月講義テーマ(1)~(2)に関して、次の講義を行いました。
1) 京都大学 原良憲 教授 「サービス・ケイパビリティ概論」
2) 株式会社フランチャイズアドバンテージ 代表取締役社長 田嶋雅美氏  「サービス・ケイパビリティ実例紹介」
3) 株式会社 梅の花Service 営業本部長 宮崎秀之氏 「梅の花の事例」
4) テクノスデータサイエンス・マーケティング株式会社 高木英明氏 「レベニュー・マネジメント‐サービス空間と時間資源の最適配分」

熱の入った各講演に聞き入り、そして5限目のグループワークでは議論が白熱しました。

なお、12月の講義テーマ「サービス・ケイパビリティ」の詳細は以下のとおりです。

———————————————————————-

「サービス・ケイパビリティ」
サービス・ケイパビリティとは、サービスにまつわる利害関係者や資源の制約を解決し、収益性・事業持続性・ 顧客関係性など、うまく結びつけ活用する能力です。本講義では、サービス・ケイパビリティの種々の事例を理解すると共に、サービスを提供する企業や組織、もしくは現場が、どのようにしてサービス・ケイパビリティの獲得、向上、最適化(よい塩梅としてのバランス化)させていくかの方法論を習得します。具体的には、レベニュー・マネジメント、収益と顧客関係性、人とITとの調和、コーポレートガバナンス(経営と倫理)等のテーマをもとに、サービス・ケイパビリティの体系的理解を目指します。

(1)サービス・ケイパビリティの考え方と事例
 ①「サービス・ケイパビリティ」とは ②事例(サービス競争力と効率化・収益性等)

(2)レベニュー・マネジメント
 ①サービス空間と時間資源 ②ブッキングと価格設定 ③オーバーブッキング等の取扱い

(3)IT活用による人とサービスとの役割分担
 ①IT活用のメリット ②IT活用の応用事例

(4)コーポレートガバナンス
 ①経営と倫理 ②管理会計的アプローチによる制度設計 ③具体的事例

(5)今後の展望
 ①シェアリング・エコノミー ②サービス・ケイパビリティとしての今後の展望           

———————————————————————-

 ※関連リンク

京都大学経営管理大学院 サービス・エクセレンス・コンソーシアム(SEC)のウェブサイト:http://www.sec.gsm.kyoto-u.ac.jp/