12月19日(土)午前10時30分より、京都大学 東京オフィスにて、京都大学経営管理大学院による社会人対象のサービス経営人材育成プログラム「京都大学サービス・エクセレンス講座」第6回目を開催しました。
12月の講義テーマは「サービス・ケイパビリティ」。12月19日は、12月講義テーマ(3)~(5)に関して、次の講義を行いました。 1) 京都大学 碓井誠 特別教授 「サービス・ケイパビリティ演習」 2) 株式会社TSUTAYA 常務取締役 杉浦敬太氏 「TSUTAYAの事例」 3) 京都大学 澤邉紀生 教授 「倫理・ガバナンス側面のサービス・ケパビリティ」
5日のグループワークの課題に対して、各グループからそれぞれの立ち位置ならではの発表が行われ、講師陣や他の研究員においても新しい気付きなど実りあるディスカッションとなりました。また、今注目を集める企業の事業・事例を取り上げた講演に聞き入ました。
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講演をする株式会社TSUTAYA 常務取締役 杉浦敬太氏 |
講演をする京都大学経営管理大学院 教授 澤邉紀生 |
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各グループの発表を聞く共同研究員の皆さん |
講演をする京都大学経営管理大学院 特別教授 碓井 誠
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なお、12月の講義テーマ「サービス・ケイパビリティ」の詳細は以下のとおりです。
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「サービス・ケイパビリティ」 サービス・ケイパビリティとは、サービスにまつわる利害関係者や資源の制約を解決し、収益性・事業持続性・ 顧客関係性など、うまく結びつけ活用する能力です。本講義では、サービス・ケイパビリティの種々の事例を理解すると共に、サービスを提供する企業や組織、もしくは現場が、どのようにしてサービス・ケイパビリティの獲得、向上、最適化(よい塩梅としてのバランス化)させていくかの方法論を習得します。具体的には、レベニュー・マネジメント、収益と顧客関係性、人とITとの調和、コーポレートガバナンス(経営と倫理)等のテーマをもとに、サービス・ケイパビリティの体系的理解を目指します。
(1)サービス・ケイパビリティの考え方と事例 ①「サービス・ケイパビリティ」とは ②事例(サービス競争力と効率化・収益性等)
(2)レベニュー・マネジメント ①サービス空間と時間資源 ②ブッキングと価格設定 ③オーバーブッキング等の取扱い
(3)IT活用による人とサービスとの役割分担 ①IT活用のメリット ②IT活用の応用事例
(4)コーポレートガバナンス ①経営と倫理 ②管理会計的アプローチによる制度設計 ③具体的事例
(5)今後の展望 ①シェアリング・エコノミー ②サービス・ケイパビリティとしての今後の展望
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※関連リンク
京都大学経営管理大学院 サービス・エクセレンス・コンソーシアム(SEC)のウェブサイト:http://www.sec.gsm.kyoto-u.ac.jp/
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