京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、平成28年5月14日、総合研究2号館マルチメディア講義室にて第52回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的に開催されました。

　本研究会では、藤野雅史氏（日本大学経済学部准教授）により「業績尺度の不完全さと相互依存関係」（李燕・拓殖大学商学部准教授との共同研究報告）と題した講演が行われ、参加者との間で活発に議論が交わされました。
当研究会では、業績尺度の不完全さがロワーマネジャー間の互酬的関係の形成に及ぼす影響について、日本の包装容器製造企業の事例に基づいた研究成果が報告され、業績尺度の不完全さが生みだすダイナミックなプロセスについて考える重要な機会となりました。

　当日は、研究者・院生や実務家など約20名が参加し、盛会のうちに終了しました。