平成28年10月13日(木)、総合研究2号館 ケースステディ演習室にて、京都大学経営管理大学院 経営研究センター主催 第18回グローバルビジネス講演会を開催しました。
「Liquidated and ascertained damages (LAD): concepts, clauses and practice in the context of construction contracts」と題し、International Islamic University Malaysia (IIUM) Khairuddin Abdul Rashid教授による講演が行われました。日本特有の請負契約は契約の完成に対して支払いを行う契約であるため、契約破棄という概念は当初からありえません。一方、国際市場では、契約破棄は可能であり、契約破棄に伴う約定損害に対するペナルティをあらかじめ契約の段階で決定しておく必要があります。本講演では、国際市場における約定損害マネジメントの概念とそのための手順について理解を深める講演が行われました。
講演を行うKhairuddin Abdul Rashid教授
講演会の様子