経営管理大学院生を対象にした本イベントは、12月に引き続き、日本でもほとんど例がない「ツーリズムファイナンス」に関する講演でした。ホーワスHLTジャパン 取締役 高林浩司氏に、近年の日本のホテル業界の動向について、財務数値やファイナンス的な分析を中心にしたお話をいただきました。貴重なデータをもとに、東京、大阪、京都、沖縄などのエリアごとの特徴について説明があり、例えば京都のホテル業界は、リッツ・カールトンやフォーシーズンズなどの開業によりブランド価値が高くなっていること、またリーマンショックや東日本大震災の影響を受けにくかったことなどを説明されました。

　講義終了後のティータイムでは、京都大学がホテルを建て、そこでサービス人材の実践的な育成をすればよいのではないか、というアドバイスもいただきました。