経営管理大学院は、7月5日ケーススタディ教室において、農林中金バリューインベストメンツ株式会社(NVIC)シニア・リサーチアナリストの岡島翔士郎氏にご登壇いただき、「長期投資と企業分析」というタイトルで講演会を開催しました。
講演では,アメリカにおけるバリュー投資のメッカといわれる Columbia 大学の講義内容などをまじえながら,長期バリュー投資の考え方を紹介していただきました。その後、構造的に強靭な企業への永久的な投資という NVIC の投資スタイルが説明されました。
最後に、実際の企業事例を用いて、競争優位性のとらえ方、利益とキャッシュフロー分析、DCF法による株式評価などについて、具体的な解説があり、受講者の理解が深まりました。
経営戦略、データ分析、財務分析、バリュエーションなど、ビジネススクールで学ぶことが集約されていたといえます。最後に、長期的な視点から企業を見るということは、どのようなビジネスにおいても必ず役に立つという言葉でまとめていただきました。活発な質疑応答もあり、非常に有益なご講演でした。
講演する岡島氏