平成29年9月18日~20日に、第12回ハノイ交通通信大学(University of Transport and Communications: UTC)において、道路インフラアセットマネジメント・都市計画マネジメントに関するサマーコースを開催しました。
道路インフラアセットマネジメントコースでは、国際規格であるISO55000シリーズやアセットマネジメントの概論をはじめ、舗装・橋梁マネジメントにかかるモニタリングやデータ解析等の実務を中心とした講義を行いました。。今年度は、国土技術政策研究所等、一般財団法人橋梁調査会、京都府の京都技術サポートセンターへ講義を依頼し、日本における橋梁の保守点検の実践手法も共有することができました。
都市計画マネジメントコースでは、都市計画における諸問題や都市計画方針の管理・評価手法、そのためのデータ解析方法について講義を行いました。講師は、本大学院および工学研究科だけでなくフランス交通・開発・ネットワーク科学技術研究所(IFSTTAR)や日本企業数社からも招聘し、ベトナム側からも多数の講師が参加しました。
本サマーコースには、京都大学の学生も来越し、ベトナム人学生やドイツ・フランスからの留学生と共に受講しました。また、講義の合間には、日本の国土交通省国土技術政策研究所およびベトナム交通通信省を交えて協議を行い、大学間を超えた共同研究発展に努めています。
◆小林教授の講義の様子
◆中谷教授と修了者の学生たち
◆ベトナム交通通信省における協議終了後の集合写真