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2017.11.08

H29.10.24 第4回 アセットマネジメントの実務と法「株式市場の分析」を開催しました

 経営管理大学院は10月24日法経第5教室において、日本投資顧問業協会の寄附講義『アセットマネジメントの実務と法』の一環として、つかさ長期投資研究所・代表・田倉達彦氏(CFA、CMA)をお招きし「株式市場の分析」というタイトルで講演会を開催しました。

 講演では、まず株市場の変遷と歴史は繰り返すという導入から、世界の時価総額上位30社から日本企業が消えたこと、中国企業の台頭が目覚ましいことなどを紹介されました。その後、効率的市場仮説や非効率的市場の考え方、アクティブ運用とパッシブ運用の定義と比較、投資尺度の指標(シャープレシオ、TE、IR)など、株式市場分析のフレームワークを説明され、さらに企業分析のフレームワーク(ファイブ・フォーシーズ、イノベーション分析、損益分岐点分析)に加え、株式価値評価(DDM、割引率)と各種ファクター、各種ファクターと金融政策の関係などを示し、最後に株式期待リターンの要因分解とベイズ統計のクイズをされました。
 情報の重要性と今後の個人投資家に必要な投資リテラシーを示す非常に有益な講演となりました。

田倉氏
◆講演する田倉氏