教員紹介

レジリエンス経営科学研究寄附講座 特定准教授浜崎 洋介

【専門分野】
日本近代文学、批評理論、近代保守思想
【経歴】
日本大学芸術学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了、博士(学術)。文芸批評家。東京工業大学、日本大学、法政大学などでの非常勤講師を経て現職。
【主要論文・著作】
『福田恆存 思想の〈かたち〉イロニー・演戯・言葉』(新曜社、2011年)
『反戦後論』(文藝春秋、2017年)
『三島由紀夫―なぜ、死んでみせねばならなかったのか』(シリーズ・戦後思想のエッセンス:NHK出版、2020年10月)
『小林秀雄の「人生」論』(NHK出版新書、2021年11月/ 第31回山本七平賞奨励賞受賞)
『ぼんやりとした不安の近代日本』(ビジネス社、2022年8月)など

編著に、文春学藝ライブラリーによる福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』(2013年10月)、『国家とは何か』(2014年12月)、『人間とは何か』(2016年2月)などがある。
【メッセージ】
魚は水という条件があってはじめて「自由」に泳げるように、「自由」にはその条件があります。では、日本人の「自由」の条件とは何なのか。それを思想、文学(精神史)、歴史のなかで考えるのが私の仕事です。日々行っている文芸批評の研究・活動も、その延長線上での実践であることをご理解いただければ幸いです。