教員紹介
CHA - Creativity in Humanities and Aesthetics 寄附講座 客員教授木村 宗慎
- 【専門分野】
- 茶道、茶室・数寄屋建築、日本文化、懐石料理、もてなし
- 【経歴】
- 神戸大学法学部卒業。少年期より茶道を学び、1997 年に芳心会を設立。京都・東京を中心に各地で同会稽古場を主宰。京都市立芸術大学客員教授(2023~)、関西学院大学建築学部客員教授(2024~)、専門学校ICS カレッジオブアーツ特別講師(2021~)、学校法人環境造形学園理事(2020~)、公益財団法人現代美術文化振興財団理事(2021~)、一般社団法人日本工芸産地協会 顧問(2018~)
- 【主要論文・著作】
- 『一日一菓』(2014新潮社刊、グルマン世界料理本大賞 Pastry 部門グランプリ受賞)
『利休入門』(2010新潮社刊)
『茶の湯デザイン』(2009阪急コミュニケーションズ・現 CCC メディアハウス刊)
『千利休の功罪。』(2009阪急コミュニケーションズ・現 CCC メディアハウス刊)など
- 【メッセージ】
- 侘び、寂びといった我が国固有の価値を生んだ茶の湯。一時は、単なる飲用や稽古事を越えて、政治軍事経済にも影響を及ぼす力を持つ文化でした。それが遺した価値は、日本人にとってのもてなしとは何かを端的に伝えるものです。我が国において、優れたもてなしとは、衣食住の充実を越えた、一人一人の考える美しさ、その表現でなければなりません。西洋におけるサービスとも、ホスピタリティとも異なる人と人の有り様につき、茶という日本の文化を通して考えることは、21世紀の経営において世界に新たな価値を発信できるはずです。