北邨 昌子さん

観光経営科学コース 2019年度修了生

株式会社 JTB

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

北邨 昌子さん

観光を専門とした「観光経営科学コース」があるためです。私は旅行会社で勤務しています。目まぐるしく変化する事業環境下、様々な課題に直面する中で経営に係る体系的な知識を身に付けたいと考えていたところ、観光を専門とした当コースが開設されることを知り、受験を決意しました。世界有数の観光都市である京都で学べるということも、大きな魅力のひとつでした。

GSMで学んだこと

基礎科目を中心とした「理論」と、専門・実務科目による「実践」をバランスよく学ぶことができたと考えます。観光に関連する授業では国内外から数多くのゲスト・スピーカーにお越しいただき、観光実務に係る諸課題について議論を深め知識を得ることができました。また自身の興味関心の赴くままに他プログラムあるいは他研究科の授業をとることも可能であり、「専門外」の知識を深めることができることも京都大学で学ぶ大きな意義であると思います。年齢、国籍、経歴等、実に様々な人々がGSMには集います。 GSMで築くことのできた恩師や学友とのつながりと、議論の中で得た多くの気づきは、私にとって大きな財産です。

現在の進路を選んだ理由

私は企業派遣での進学であったため卒業後は所属元の企業に戻ります。2年間のGSMでの学びの中で、観光産業をより大きな枠組みで捉える視点を身に付けることができたと考えます。大学院在学中の2年の間にも、観光産業を取り巻く環境は大きく変化しました。産業全体と地域の発展に寄与できるようなビジネスを生み出していきたいと考えます。

在学中、印象に残った出来事

北邨 昌子さん

WS研究を通じて、自身がGSMへの入学前から課題と感じていた事柄についての研究に取組むことができ、自身の専門性を高めることができたことです。少人数で行われるWSでは担当教授の前川先生の丁寧なご指導の下、学友との活発な議論を繰り返すことによって研究を深めることができました。GSMの集大成である研究発表会では「最優秀賞」を受賞することができ、ビジネスの現場への復帰を前に、大きな自信へと繋がりました。

授業以外に取り組んだこと

ビジネス・パーソンではない、「学生」という立場だからこそ見聞きできるビジネスの現場があると考え、DMOとの合同プロジェクト等、学外の組織との様々なプロジェクトに積極的に参画しました。特に印象に残っているのは夏休みの期間を利用して参加した「グローバルMICEインターンシップ」です。MICE先進国であるウィーンのコンベンション・ビューロー(VCB)に2週間お世話になり、担当者からみっちりとVCBの取組みや業務内容についてのレクチャーを受け、”Excellent MICE City”を体感することができました。

入学希望者へ向けてのメッセージ

ビジネスの精度を高めるために、「理論」と「実践」を自在に行き来するための知識やスキルを身に付けることが、ビジネス・スクールで学ぶことの意義であると考えます。GSMはそのために最適な場所です。また「自由の学風」の中で「学友」として出会う多くの人々との繋がりは、社会人にとってかけがえのない財産になります。2年間のGSM生活は私にとって大変豊かな時間でした。貴方もぜひGSMで知識や人との素敵な出会いを楽しんでください。