岩崎 隆盛さん

プロジェクト・オペレーションズマネジメントプログラム 2021年度修了生

システムエンジニア

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

岩崎 隆盛さん

学部時代は農学部に所属しており、担い手不足や従事者の高齢化といった農業の課題の解決策の1つとして、農業へのIT導入が行われていることを学びました。一方、ただIT技術を使えば良いわけではなく、コストを考慮しなければいけないといった経営的な視点も必要であることも同時に学び、大学院では経営学やビジネスについて学びたいと考えました。GSMでは経営学やビジネスについて学ぶことができ、ITと経営に関する授業も用意されている、また、学部上がりの学生や社会人の方、留学生といった様々なバックグラウンドのある方々と共に学ぶことができるため、GSMを選びました。

GSMで学んだこと

1回生前期では、マクロ経済学や経営戦略などの基礎科目を主に学びました。私の出身学部が理系学部であったため、基礎科目という位置づけではありましたが、初めて学習する内容が多く、とても新鮮でした。1回生後期からは、基礎科目の内容を土台に、専門科目や実務科目を中心に学びました。私は大学院に入るまでにグループワークの経験がほとんどなかったため、授業の内容とは別に、グループワークの進め方なども学ぶことができました。また、グループワークも授業同様にオンラインであったため、オンラインでうまく情報共有をしながら課題に取り組む必要があり、当初は難しさを感じつつも、オンラインならではのグループワークの取り組み方も学べました。

現在の進路を選んだ理由

元々IT業界への就職に興味があったのですが、情報学ビジネス実践講座の授業がIT業界への就職の後押しとなりました。授業ではビジネスにおけるデータ分析、デザイン思考、アジャイルなどについて、実務で携わっている企業の先生方から教えていただきました。また、授業を通してIT業界で働く先生方の声を聞くことができただけでなく、グループでデザイン思考やアジャイル開発などの模擬体験もできたため、授業内容の理解がより一層深まるとともに、就職した後にチームでのプロジェクトに取り組む際のイメージもつきました。以上のような経験が進路先への後押しとなりました。

在学中、印象に残った出来事

岩崎 隆盛さん

印象に残った出来事は大きく分けて2点あります。1点目は、様々なバックグラウンドの方々と授業を受け、グループワークなどで課題に取り組んだことです。私自身が学部上がりの学生であったため、課題の内容によってはグループに大きく貢献するのが難しい時もあり、その中で自身が出来ることを模索しながら取り組みました。また、社会人の方や留学生の視点や知識はいずれも自身にはないものが多かったため、とても勉強になりました。2点目はワークショップです。ワークショップは大庭哲治先生にご指導をいただきながら取り組みました。自身の関心のあるテーマに関する資料やデータを集めていく過程で、自身が明らかにしたい内容に適したデータを入手するのが難しいなどの苦労した点もありました。最終的にワークショップを通して、機械学習などの分析手法といった自身の今後にも役立つ内容も学ぶことができました。

授業以外に取り組んだこと

1回生では、授業外の時間では授業の予習、復習、課題に取り組んでいました。特に1回生前期では、家から出る機会も少なかったため、家にいる時間の多くを授業の予習や復習、課題、グループでのミーティングにあてていました。2回生では授業の予習、復習、課題、ミーティング等もありましたが、ワークショップに取り組む時間が多かったです。特に2回生後期では先行研究等の資料集めや情報収集だけでなく、データの解析にあたり解析手法の理解、Pythonでの実装に取り組んでいました。また、2回生になってからは、対面授業も一部再開していたことから大学に足を運ぶ機会も1回生の時より増えたため、大学の図書館から授業で紹介された書籍を借りて、授業では時間の都合上触れられなかった内容についての理解を深めていました。

入学希望者へ向けてのメッセージ

岩崎 隆盛さん

印象に残った出来事にも書いたように、GSMでは様々なバックグラウンドの同級生と一緒に授業を受け、課題に取り組む機会が多く用意されています。また、授業だけでなくイベント等でも、実務の最前線で活躍されている方のお話を伺う機会も多く用意されています。このように学ぶ機会がたくさん用意されているため、自身の興味のある分野についてさらに知見を増やすことができるだけでなく、今まで全く知らなかった分野について興味を持つきっかけとなる出来事も多々あると思います。一方、2年間という短い時間で、私の場合はコロナ渦でもあったため挑戦できなかったこともありました。このような制約などがあるかと思いますが、自身の成長のための環境は整っていると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。