尾花 英之さん

サービス&ホスピタリティプログラム 2021年度修了生

 


                                

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

尾花 英之さん

GSMは多様性に富んだ集団であることを知り、面白そうだと感じたからです。GSMの事を調べていると、学生の年齢・出身国・経歴、先生方の専門領域などが様々であることを知りました。当時の私は、その点が他のビジネススクールに比べて非常に魅力的であると感じました。今振り返ってみても、この点はGSMのユニークな点であると思います。たとえば、私が所属していたワークショップ(ゼミ)では、過去に情報系の技術者として働いていらっしゃった教授や大手外食ブランドの経営をされていた教授をはじめ、現役で医師をされている方、ホテル経営に携わっておられる方、中国からの留学生の方々などがおられました。様々なバックグラウンドを持った学生・先生方と同じテーブルを囲んで行った議論の中には、毎回新たな発見がありました。

GSMで学んだこと

まず、経営戦略・組織学・マーケティング・ファイナンスといった経営学の基礎知識を一通り学びました。また、これらを基盤とし、様々な経営に関する課題に対して解決策を考え、仲間と議論することを経験しました。与えられた具体的な課題について解決策を考えることもあれば、グループを作って課題を見つけるところから始まる場合もありました。特に後者では、様々なバックグラウンドを持った人々と議論をする力が身につきました。私は入学時、社会人経験がありませんでしたが、物怖じせず積極的に議論に参加することで、新たな知見が得られました。

在学中、印象に残った出来事

2つあります。まず、「実践ホスピタリティ経営」という授業内で行われたグループワークで最優秀賞をいただいたことです。この授業では、各グループ(3~4名程度)がホスピタリティ産業の中から対象企業を選定し、その企業の財務分析・経営戦略の策定を行い、発表会が行われました。授業外でグループメンバーと何度もzoomを繋ぎ、議論を重ねたことが印象に残っています。次に、ワークショップの最終報告会(修士論文発表会に相当)でベストプレゼンテーション賞をいただいたことです。私は、「外食産業ブランドの顧客接点におけるデジタル技術の活用」をテーマに取り組みました。自身の関心のあるテーマについて、先生方の指導や同級生からの助言を得ながら、調査・研究に取り組みました。これら2つの出来事に共通するのですが、周囲の方々と真剣な議論を重ねて取り組んだ結果、何らかの形で評価された経験はGSM生活の中で強く印象に残っています。

授業以外に取り組んだこと

尾花 英之さん

R-1グランプリというお笑いの大会の予選に出場したことです。私は幼い頃からお笑いが好きで、高校時代からは漫才コンビを組み、細々と活動していたのですが、今回初めてひとり芸に挑戦しました。その理由はたくさんありますが、活気あふれるGSMの同級生たちから刺激を受け、趣味においても新たなチャレンジがしたいと考えるようになったことも理由の1つです。この大会の予選に出場するにあたって、私は落語やひとり芸を片っ端から研究し、戦略を立てて臨みました。結果は2回戦で敗退してしまいましたが、趣味の範囲であれ全力を注いだ経験は、今後の生活のあらゆる場面で活きるだろうと考えています。

入学希望者へ向けてのメッセージ

GSMには、年齢・国籍・専門分野・興味などのあらゆる面で様々なバックグラウンドを持った方々が集まっています。しかし、何も尻込みをする必要はありません。なぜなら、GSMにはどんな方でも自身のバックグラウンドを活かすことのできる議論の場があるからです。大切なのは、「おもしろそうな場」に飛び込もうとする好奇心かもしれません。GSMについて調べていく中で、少しでも興味を持たれた方は、是非チャレンジしてみてください。大変なこともあるかもしれませんが、個性豊かな教授陣・仲間に囲まれ素敵な時間を過ごすことができるはずです。あなたのチャレンジを応援しています。