川口 勇貴さん

国際プロジェクトマネジメントコース 2017年度修了生 成績最優秀者

PwCコンサルティング合同会社

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

川口 勇貴さん

日本に居ながらにして、視野をグローバルに拡げ、プロジェクトマネジメントを円滑に進めるために必要な知識を学ぶことができる点が最大の理由です。そして、企業実務に即した講義により経営層の目線まで視座を高く保つことができる点に惹かれ、GSMへ入学することを選択しました。
 日本に居ながらということも私にとっては非常に重要なポイントでした。といいますのも、コンサルタントとして従事するにあたり、日本国内から海外進出を計画している企業を支援する機会も少なくありません。その際、海外での視点のみにとらわれるのではなく、日本からの視点も具備していることで、日本の企業にとって最良の付加価値を与える働きができると考えました。

GSMで学んだこと

GSMではプロジェクトを円滑に進めつつ、企業の価値を最大限に高めるために必要となる知識や能力を体系的に学ぶことができました。例えば、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠したプロジェクトマネジメントや、企業が経営戦略を遂行する上で不可欠なリスクマネジメントなど、普段、用語自体は頻繁に耳にするものの、具体的にどのように実行すれば有効であるかを、主にケーススタディーを通じて実務に応用できる形で体得できた点が非常に魅力的でした。
また、私が所属していた国際プロジェクトマネジメントコースでは、様々な国から来た留学生とのディスカッションを通じ、国際的なプロジェクトマネジメントの視点を共有することができました。

現在の進路を選んだ理由

GSMで培った国際的なプロジェクトマネジメントに関する知識や能力、そして、入学前にコンサルタントとして従事していた際の経験を総合的に活かすことで、より多くの企業の価値を高めることができると考え、再びコンサルタントとしてのキャリアを進めることを決意しました。

在学中、印象に残った出来事

様々な授業において、学術的な内容と実際に企業がこれまで経験してきた事を、ケーススタディーを通じてリンクさせている点が印象的でした。また、授業外で開催されるセミナーでは、世界で活躍している日本企業の取締役層の方が登壇し、これからグローバルで競争していくために必要となる能力について教授いただく機会もあり、貴重な時間を過ごすことができたと深く感じました。

授業以外に取り組んだこと

川口 勇貴さん

授業以外の時間では、GSMで学んだことを少しでも実践してみたいという思いから、小さいビジネスを回してみることに取り組みました。実際に、ビジネスの立ち上げ前には、運営直後から躓くことのないよう、事業計画の立案やバリューチェーンの構築を入念に行いました。またビジネスを立ち上げた後は、経営資源の選択と集中や、収益管理を事細かに行うことで、少しずつではありますが収益を増加させることに成功しました。
 その他には、家族(妻と娘)と過ごす時間に充てていました。娘の幼稚園行事に全て出席した父親は、恐らく私だけだと自負する程です。前職で育児休暇を取得していた頃から感じていましたが、家族との時間はかけがえのないものです。時間をある程度自由にコントロールできるこの機会こそ、家族との時間を大切にしようとの思いで過ごしました。

入学希望者へ向けてのメッセージ

2年という時間を将来の自分への投資と考え、何事にも積極的、かつ能動的に動ける方には、京都大学経営管理大学院での学びは飛躍的な成長と無限の可能性を得られる場になると思います。幅広いカリキュラムから吸収する知識や、様々なバックグラウンドを有する学生達との対話から得られる観点など、貴重な経験を全て自分の糧にすることができます。何も考えずに過ごしているとあっという間に過ぎ去る2年になってしまうので、入学前に将来のビジョンを明確にすることは必要不可欠です。
最後に、GSMの中で私が所属している国際プロジェクトマネジメントコースは、全ての授業が英語で開講されており、留学生ばかり(2016年入学者の中では日本人は私1人)ではありますが、日本人でも所属することは可能です。将来的にグローバルで活躍する人材になりたいと希望している皆さんにとって、これ以上の学習環境は無いと確信しています。我こそは!と思う方、是非、チャレンジしてみてください。