守山 蓮 さん
観光経営科学コース 2回生(2023-)
GSMを選んだ理由

これまで伝統的な旅館業界で働く中、「長年守り続けてきた伝統を変えてはいけない」という信念と「時代の変化に適応しなければ未来はない」という危機感が日々せめぎ合うのを目の当たりにしてきました。しかし、そこでの意思決定はどこか理論的ではなく、直観や感情に頼りがちで、伝統と革新の間で迷い続ける姿を見てきました。そこで、これまでのおもてなしの精神を守りながらも、変わりゆく時代にふさわしい、持続可能な新しいビジネスモデルを創り出す必要性を強く感じるようになりました。そのためには、直観や感情だけではなく、理論と実践の双方を学び、自らの手で未来を創造する力を身につけたいと思い、GSMへの進学を決意しました。
GSMの魅力
GSMの魅力は、探求心に満ち、志高い仲間たちと、その成長を支える熱心な教授陣にあります。中でも観光コースでは、ラグジュアリホテルやバス会社、インバウンドツアーガイド、海外空港スタッフ、県庁職員、EC、金融、アパレル、さらには、デザイン会社を自身で経営するメンバーが集り、まさに多種多様なバックグラウンドが交わる場となっています。
そんなメンバーとは、何かと理由を付けて何度も食事会や旅行、ワークショップを企画し、学内外で熱く意見を交わす機会を持ってきました。その中で、各業界の未来や夢について語り合うひとときは、かけがえのない経験です。GSMは単なる学びの場ではなく、夢に向かって力強く進む勇気を与えてくれます。
将来の展望

2024年元日に発生した能登半島地震は、石川県内、北陸地方に甚大な被害をもたらしました。私の職場の和倉温泉も、道路や建物、海辺の護岸が崩壊し、地域は大きな試練に直面しています。一日でも早い復旧が求められていますが、復興には長い道のりとなります。一方で、地場産業である観光業は、地域の魅力の再発見と地域内の連携を通じて、訪れる人々に心に残る体験価値を提供することで人流を増やし、復興を加速させる力を秘めています。私の将来の展望は、GSM観光コースの「京都観光資源論」や「観光老舗経営論」の授業で得た学びを実務へ昇華させ、観光を通じて石川・能登を再生させる一助となりたいと考えています。
おすすめの科目
イノベーションマネジメント基礎(前川佳一 先生)
ビジネスエシックス(徳賀芳弘 先生、幸田博人 先生)
京都観光資源論(前川佳一 先生)
サービス創出方法論(山内裕 先生)
サービス人的資源管理論(テイラー雅子 先生)
Resilient Hospitality Management(原良憲 先生、池坊専好 先生)
1日のスケジュール
<2回生前期>
08:00 起床、読書
09:00~10:00 予習復習
10:30~12:00 授業
12:00~13:00 ランチミーティング(グループワーク)
13:15~16:30 課題、研究等
16:45~18:15 TA業務(学内アルバイト)
18:30~21:00 食事会(GSMの仲間や教授の先生方)
21:30~24:00 自由時間
24:00 就寝
1週間のスケジュール
<2回生前期>
月曜:授業(1~2科目)
火曜:アルバイト
水曜:授業(1科目)
木曜:授業(1科目)、TA業務(1科目)
金曜:ワークショップ、授業(1科目)
土曜~日曜:フリー(アルバイト、食事会、旅行など)
入学希望者へ向けてのメッセージ

不確実性が高まる時代、自分の可能性を信じ、GSMで一歩を踏み出してみませんか?私も入学前は「MBAなんて自分には無理かもしれない…」と感じていました。しかし、GSMにいざ飛び込むと、同じ不安を抱えながらも勇気をもって挑戦した仲間がたくさんいることに気づきました。多様なバックグラウンドを持つ仲間と熱い議論を交わし、時には意見がぶつかりながらも切磋琢磨する中で、理論と実務を結びつけた新たな視点を学ぶことができます。この経験を通じて、不安は次第に自信へと変わり、最高に充実した日々を送ることができます。きっと、皆さんの今後のキャリアや人生を大きく変える転機と確信します。ぜひGSMで新しい自分に出会う旅を始めてみませんか?