島川 将 さん

ビジネス・リーダーシッププログラム
2024年度修了生

数あるビジネススクールの中でGSMを選んだ理由

島川 将 さん

私は現在、eコマース支援企業にてコンサルティング業務を担当しています。コロナ禍を経て一時的に成長したeコマース業界は、現在多くの企業で売上が伸び悩んでおり、従来のテクニカルな支援だけではクライアントの課題に応えることが難しくなってきました。これからは、より本質的なビジネス課題にも踏み込んだ支援が求められていると感じています。
Webマーケティングの知識だけでは限界があると痛感し、ビジネス全体を俯瞰的に捉える力を身につけたいと考えるようになりました。そんな中で、かつて10代の頃に一度は志した京都大学にGSMのプログラムがあることを知り、「もう一度挑戦したい」という気持ちから、迷わずGSMを志望しました。

GSMで学んだこと

GSMで最も大きな学びは、グループワークの大切さです。
実務ではミーティングこそあれど、チームでじっくりと取り組むグループワークの経験はほとんどありませんでした。GSMでは多くの授業でグループワークが取り入れられており、最初は苦手意識を感じていましたが、回を重ねるごとにさまざまな気づきがありました。
年齢、性別、国籍、そしてバックグラウンドも異なるメンバーと意見を交わす中で、自分一人では到底生まれなかったアイデアが生まれる瞬間が何度もありました。「多様性」が叫ばれる今、共通の目標に向かって異なる価値観を持つ人たちと力を合わせることの意味を、実体験として学ぶことができました。

現在の進路を選んだ理由

今後は、現在の職に戻りながら、自らのビジネスを立ち上げることにも挑戦したいと考えています。
これまでは、企業のeコマースという一つのチャネルの売上を伸ばす支援が私の役割でしたが、MBAでの学びを通じて「自ら事業を創り出したい」という想いが芽生えました。周囲にも、GSMで得た学びを糧に新たな道に挑戦している同期が多く、そうした仲間たちからも大きな刺激を受けています。

在学中、印象に残った出来事

島川 将 さん

最も印象に残っているのは、1年間にわたるワークショップの集大成として行われた最終発表会で最優秀賞を受賞したことです。
私は、世界的にEC化が進む中で、日本はEC化率が低く、またコロナ収束以降に実店舗回帰の傾向を見せている背景について分析しました。論文とレポートの違いも分からなかった私に対して、指導教官の門傳藍香 先生が丁寧にご指導くださり、特に仕上げの期間は連日の連絡にも対応くださり、なんとか完成までたどり着くことができました。
また、データ分析では竹中毅 先生から最終アウトプットまでの道筋を明確に示していただき、実証分析の流れを理解することができました。この経験は、私の自信と学びの大きな礎となっています。

授業以外に取り組んだこと

1年生の後期に受講した吉田満梨 先生と柳淳也 先生による「事業デザイン論」の授業で、「エフェクチュエーション」という思考法を学びました。この学びをもとに、自社でスワイプ型LP制作ツール「LPcats」という新サービスの立ち上げを行いました。
学業と並行しての新規事業の立ち上げは、精神的にも肉体的にも決して楽なものではありませんでしたが、授業で得た知見を実践に活かしながら進めることができました。その結果、サービスローンチから1年も経たないうちに、100社を超える企業にご導入いただくまでに成長させることができました。

入学希望者へ向けてのメッセージ

島川 将 さん

このページをご覧の皆さんは、きっと「今の自分を変えたい」「次のステージへ進みたい」と考えている方々ではないでしょうか。紹介されている在校生・卒業生はほんの一部で、GSMには本当にさまざまなバックグラウンドや想いを持った仲間たちが集まっています。
そうした仲間との出会いは、きっとこれからの人生においてかけがえのない財産になるはずです。
私自身、入学当初はまわりと自分を比べてばかりで自信を失いかけましたが、最終的に「戦う相手は今の自分」と気づき、そこからは、自分自身を少しでも超えることを目標に、学びに打ち込むことができました。
そして、努力を支え合い、応援し合える素晴らしい仲間にも出会うことができました。
GSMでの学びに、きっと後悔はありません。ぜひ、一歩を踏み出してみてください!