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京都大学経営管理大学院に「経営科学専攻（博士課程）」を新設
― 社会人エグゼクティブ対象の教育研修プログラムを併設し グローバルビジネスリーダー育成を強化 ―

　京都大学は、経営管理大学院に『経営科学専攻（博士課程）』を新設し、2016年4月より開講いたします。

　京都大学は2006年4月に、マネジメントに関する専門的かつ実践的能力を有する真のプロフェッショナルを育成することを目指して、経営管理大学院「専門職学位課程（MBA）」を設置いたしました。その後、特定非営利活動法人ABEST21が実施する専門職大学院認証評価では「A」評価(2010年度受審)を受けるとともに、日経キャリアマガジンの調査「社会人が通いたいMBA大学院ランキング」でも３年連続西日本一位(2012～2014年度)に選出されるなど、専門家や社会からも高い評価を得てきました。

　本大学院は創設10周年を迎えるにあたり、社会的評価やニーズに応えて、高い研究能力と高度な実務経験を有するグローバルビジネスリーダーとしての「高度専門職業人博士」*1 を養成することを目的として、「経営科学専攻（博士課程）」を新設いたします。初年度募集定員は、修士号保有の実務経験豊富な社会人を主たる対象として7名を予定しています。

　本課程では、日本の緊要の課題であり、かつ、本大学院が優位性を持つ3つの研究領域 「実践ファイナンス」、「サービス・イノベーション＆デザイン」、「プロジェクトマネジメント」に特化して、豊富な実務経験に基づく学問的な体系化や、文理融合型教育研究をより一層推進していきます。中でも、今後の国家成長戦略に重要となるサービス分野に焦点をあてた博士課程設置は、日本初となる取り組みとなります。

　また本課程設置に先がけ、2015年10月より、社会人エグゼクティブ向けの実践的教育プログラム「サービス・エクセレンス講座」を東京にて開講いたします。本プログラムは、グローバル時代に求められるサービス経営人材育成と競争力創造を目指します。

　このほか、実務経験豊富な社会人を対象とした実践的教育プログラムとしては、2013年4月より「アジアビジネスリーダー育成プロジェクト」を東京にて開講しています。本プログラムでは、アジア主要国のトップビジネススクールや政府機関等と連携して、アジアビジネスリーダーを養成しています。

　このように本大学院では、正規課程である「専門職学位課程（MBA）」と「博士課程」の教育カリキュラムとあわせて、実務経験豊富な社会人を対象とした実践的教育研修プログラムを多面的に展開することで、より幅広い分野で指導的役割を果たすグローバルリーダー人材の輩出に積極的に取り組んでいきます。

*1 高度専門職業人博士 … 社会経済の各分野において指導的役割を果たす、高度で専門的な実務能力に加え、高い研究能力（深い洞察力、論理展開力、問題解決能力、実践力）を有する人材。

【現 京都大学経営管理大学院 概要】

◆設置時期： 2006年4月　◆課程： 専門職学位課程　◆学位名称： 経営学修士（専門職）
◆カリキュラム特徴 3コースを提供： ①標準的な「2年コース」、②ファイナンス・会計分野の専門家を対象とした「1年半コース」、③英語による「国際プロジェクトマネジメントコース」
◆教育プログラム特徴 「２年コース」においては、時代の要請に即した４つのプログラムを提供： ①「ビジネス・リーダーシップ」、②「プロジェクト・オペレーションズマネジメント」、③「サービス価値創造」、 ④「ファイナンス・会計」

■ 博士課程設置に関するお問い合わせ
京都大学経営管理大学院 経営管理大学院掛
〒606 – 8501 京都市左京区吉田本町
Tel：075-753-3410／Fax：075–753-3529 （担当：小屋敷）