経営管理大学院の山田忠史准教授が、平成28年10月31日付の日刊建設産業新聞 「特集　物流機能の高度化に向けて」に、「環境にやさしい都市物流システムの構築」を寄稿しました。

　BtoC-ECの急成長で活発化する都市物流について、社会的な観点から問題点とその対応策を紹介しています。ロンドン中心部の電気自動車による配送などを取り上げながら、低公害車の利用、共同配送の普及、貨物車専用車線の設定など、鍵となる対策について述べています。いかなる対策であっても、「対応のための枠組み（プラットフォーム）」が設置されず、「作用の道筋」が明確でなければ有効に機能しないこと、環境問題が最終的には消費者の環境意識や環境負荷への支払い意思に依存することも指摘しています。