経営管理大学院で開講している二つの講義「グローバルロジスティクスと貿易」および「グローバルロジスティクスと海運」を集約した書籍「グローバルロジスティクスと貿易」(ウェイツ)が出版されました。京都大学の教授陣に加えてロジスティクス分野の外部講師など16名の著者によって、グローバルロジスティクスを支える貿易、関税・通関、海運、航空、ターミナルオペレーター、倉庫、低温物流、高付加価値航空貨物輸送、ICタグによる在庫管理、海外通販企業指南などの実務の紹介がなされ、それに加えて世界経済の中でのグローバルロジスティクスに関するアカデミックな考察も加えられています。
グローバルロジスティクスは、世界経済や日本経済にとって極めて重要なインフラですが、我々の日常生活にとって見えにくい世界でもあります。残念ながら、我が国ではグローバルロジスティクスの分野における研究者が極めて少ないのが実情ですが、本書を通じて、学生、実務者、研究者の方々にグローバルロジスティクスに興味を持っていただけましたら幸いです。
【関連リンク】http://www.wayts.net/society/9784904979259.htm