教員紹介

教員紹介 2021.06.15

2021年度 新任教員のご紹介:蓮行 特定准教授

京都大学経営管理大学院では、2021年度新たに6名の専任教員を迎えました。
当院の個性豊かな教員をご紹介します。


特定准教授 蓮行(れんぎょう)

 アート・コミュニケーションデザインと組織経営寄附講座

 


蓮行(れんぎょう)と申します。

我ながら変テコな芸名を名乗って30年近くになります。アート・コミュニケーションデザインと組織経営寄附講座の特定准教授に2021年4月1日に着任し、設立27年目に入ろうとしている劇団衛星というプロの劇団の代表・演出家を(ちゃんとしかるべき手続きを経た上で!)兼業しています。大学の仕事も、岡山県立大学でキャリアをスタートし、大阪大学などで10年以上やっていますが、シラバスにも論文にも科研費データベースにも、この芸名で登録しています。プロの芸術家と大学教員の兼業というのは、美術や音楽の世界では決して珍しくありませんので、演劇の世界でもこれからもっと増えていくだろうと思っています。

専門は、演劇とコミュニケーションデザインです。演劇は創作のプロセスも最終的な上演も「コミュニケーション」そのものであり、ある意図を持って作ったり上演したりする以上は、デザインしていると言えます。つまり、「演劇とコミュニケーションデザイン」は切っても切れないどころか、類義語あるいはほぼ同義語と言ってもよいほどだと考えています。「演劇創作のプロセスを、社会にどうインストールして活用するか」という視点で、実施方法や効果測定、人材育成などを研究しています。研究パートナーは幅広く、というか「演劇は何にでも役に立つ」という信条なので、さまざまなセクターに首を突っ込み、そして大抵の場で浮いています。

あまり趣味らしい趣味はありませんが、次はどんな演劇作品を作ろうか考えて生きているせいか、ヨソ様のオフィスにお邪魔したり、とあるコミュニティの変なローカルルールなどを聞くのが好きです。あと、照明機材を吊れるかどうか、天井を眺めるのが習慣になっています。困った人に遭遇しても「うお!キャラ立ってるな!」と感心するので、総じて人生の満足度は高いです。そういう意味でも、演劇をやるのはおススメです。人生ずっと学園祭、みたいになります。 座右の銘は「疲れたら負けだ!」です。遺憾なことに最近は負け気味なので、立て直しに努めています。

関連リンク:
科研(KAKEN)
Research map
劇団衛星サイト