教員紹介

教員紹介 2022.06.15

2022年度 新任教員のご紹介:渡邉 啓太 特定准教授

京都大学経営管理大学院では、2022年度新たに3名の専任教員を迎えました。
本大学院の個性豊かな教員をご紹介します。

渡邉 啓太 特定准教授

【GSM着任以前のバックグラウンド】
産業医科大学という産業医学の教育をミッションとした大学を卒業しました。その後は産業医科大学病院を中心に医師として勤務し、産業医科大学若松病院の放射線部部長やノースカロライナ大学チャペルヒル校への留学を経験した後に、2020年4月から京都大学にてブレインヘルスケア研究を行っています。

【専門分野、研究内容】
脳MRI画像を用いた脳画像解析と放射線医学をバックボーンにヘルスケア研究に取り組んでいます。脳MRI画像や健康情報を含む大規模データを用いて、脳を健康に保つ習慣の調査や脳を健康にするための介入研究を行ったりしています。また、社会的にも問題となっているうつ病における脳の変化やストレスによる脳障害を研究しています。
経営管理大学院では健康経営に関する研究、例えば、MRI計測結果に基づくうつ病による休職と復職のタイミングの最適化やプレゼンティーズム(疾病就業)の客観的評価などにも取り組みはじめたいと思っています。

【メッセージ】
脳や健康に関する研究はこの20年で急速に進歩し、脳に関する様々な知見が得られていますが、一方で得られた知見の実社会への導入は道半ばです。企業や様々な分野の研究者が交わることで、脳や健康に関する研究の社会応用が進むことを期待しています。

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