ブレインヘルスケア・ビジネスエコシステム寄附講座

設置期間

2022年4月1日~2025年3月31日

寄附者

株式会社ベスプラ

株式会社ベスプラ

概要

認知症やうつ病を含む脳精神疾患は社会的にも大きな課題です。現在、多くの医学的・生物学的な研究が進められていますが、それらの知見や成果が一般の消費者のもとに適切に還元され、新しいブレインヘルスケアのサービスビジネスやヘルスケアのビジネスエコシステムの形成に繋がるにはまだ道半ばです。

そのような中、株式会社ベスプラは、国内外の過去の認知症関連研究を統合したスマートフォンアプリを開発し、民間企業や自治体へ提供してきました。また、一般社団法人ブレインインパクトは、内閣府ImPACT山川プログラムの社会実装組織として創設され、脳の健康を示す指標としてBHQ(Brain Healthcare Quotient)を開発し、国際標準にも承認されています。株式会社ベスプラは、現在、このBHQを使って、自治体や企業と共に新しいエコシステムを形成しつつあります。 

本講座は、ベスプラ社及びブレインインパクト共同で、脳科学研究の知見や成果の社会還元の実現に向けたエコシステムの形成を目指して、脳の健康に関するビジネスエコシステム及びヘルスケアサービスに関する研究を行い、研究成果を取り入れた教育・啓発活動を行うことを目的に開設されました。

エコシステム研究においては、異業種異分野のオープンイノベーションや、それを支えるマルチサイドマーケットなどのビジネスモデルの調査研究を行います。併せて、実際のフィットネスクラブやオフィスでのヘルスケアサービスを題材として、事例に基づいたユーザエクスペリエンス調査研究も進めていきます。

また、これらの取組みをケースとして蓄積するだけでなく、関連する国内外の事例についても調査研究を進め、ブレインヘルスケア領域への参入を計画する企業の新規事業担当者やベンチャー経営者などの人材育成やこれらの取組みの外部への発信も進めていく予定です。

連携プログラム

過去のプロジェクト