教員紹介

教員紹介 2023.09.21

2023年度 新任教員のご紹介:赤倉 康寛 特定教授

京都大学経営管理大学院では、2023年度新たに専任教員を迎えました。
本大学院の個性豊かな教員をご紹介します。

赤倉 康寛 特定教授

この7月より、港湾物流高度化寄附講座(港湾空港総合技術センター/沿岸技術研究センター/みなと総合研究財団)に、特定教授として着任しました。

【GSM着任以前のバックグラウンド】
1995年に運輸省入省し、運輸省港湾技術研究所、国土交通省国土技術政策総合研究所、本学防災研究所において、約20年間研究を行ってきました。また、運輸本省航空局、国土交通本省総合政策局、環境省、国土交通省中国及び関東地方整備局、内閣府沖縄総合事務局といった行政畑も経験してきています。

【専門分野・研究内容】
海上輸送や港湾物流の計画分野が専門です。船舶動静データ(世界中の船舶の入出港実績)やAIS(Automatic Identification System:自動船舶識別装置、船舶が自船の位置や情報を自動で発信する装置)などのビックデータを活用して、海上輸送の実態の把握や分析を行うと共に、その将来予測の精度向上を図り、物流効率化・国際競争力強化やサプライチェーン強靱化のための政策を提言してきました。

【京都との縁】
二度の関西での勤務がいずれも京都となり、私の所属からは、非常に珍しいことと感じています。実は、私は、母方の実家が京都にあったために京都生まれで、夏・冬の休みには帰省して、御所で遊んだ記憶があります。また,京都は、美味しいパン屋が多い印象で、防災研究所に勤務した際は、ジョギングがてら、お気に入りのパン屋を探して,宇治~京都市内で100軒以上巡りました。

【今後の取り組み・メッセージ】
地球温暖化問題への対応、2020年後半以降のコンテナ輸送の世界的停滞の発生、スエズ運河の閉塞やパナマ運河の渇水による通航制限、日本の港湾への欧米基幹コンテナ航路の寄港便数の減少など、国際海上輸送において様々な課題があります。多くの皆様との連携により、これらに課題に対して、少しでも改善していくための研究を続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。