2025.04.01
企業の国際拡張におけるペンローズ効果の多面的解明:国際成長の制約と緩和要因の分析
研究種目
基盤研究(B) 小区分07080:経営学関連
期間
2025-04-01 – 2028-03-31
代表者
中本 龍市 教授( 大阪公立大学大学院経営学研究科)
分担者
- 若林 直樹 教授
キーワード
- 経営学 / 組織論 / 組織成長 / 国際経営 / 国際拡張
概要
本研究は、企業の持続的成長の阻害要因となるペンローズ効果(経営者サービスの枯渇による成長速度の減速)を国際経営の文脈で多角的に検証するものである。特に日本企業の国際展開における成長停滞に着目し、三つの異なる文脈、すなわち、内的国際化、ボーングローバル企業の早期国際化、多国籍企業の国際拡張においてペンローズ効果がどのように作用し、どのような要因によって緩和または強化されるかを解明する。経験学習と知識蓄積が緩和要因として機能する一方、それらが阻害される状況での効果強化も検証する。本研究を通じて、ペンローズ理論の国際経営における理論的・実証的拡張を目指す。