2018.04.01
完了:【科研】将来の設計地震力増大に対応できるメタボリズム耐震橋脚構造の開発
研究種目
基盤研究(B) 小区分22020:構造工学および地震工学関連
期間
2018-04-01 – 2022-03-31
代表者
高橋 良和 教授(京都大学工学研究科)
分担者
- 山本 貴士 教授
キーワード
- メタボリズム / 耐震 / 橋脚 / 交換可能 / 塑性ヒンジ / 鋼構造 / コンクリート構造 / ゴム支承 / 可換構造 / 腐食 / 柱構造 / 取替え / 継手 / 耐震構造 / プレキャスト / 性能更新 / 性能変化
概要
現行の要求性能を適切に満足させながらも,将来の耐震性能の変化に対応できる構造をメタボリズム耐震構造と定義し,エネルギー吸収性能を発揮する塑性ヒンジ部を取り替え可能なプレキャスト(PCa)セグメントとし,永続部である鉛直力・せん断力支持機構は弾性支承などのコア構造に付与する構造を開発した. 地震後に損傷した塑性ヒンジ部を軸力支持しながら交換することが可能であることを実証するため,正負交番載荷実験により損傷させた橋脚模型に対し,軸力を載荷した状態で塑性ヒンジ部を取り外し,その後性能の異なる塑性ヒンジを挿入することで,当初性能と異なる橋脚を実現できることを実証した.