女性研究者の声

Asli M. Colpan(アスリ チョルパン)

現在の研究内容、今後の取り組み

現在の研究内容、今後の取り組み

私の研究テーマは、経営戦略、コーポレート・ガバナンス、国際経営、経営史、特に先進国と新興国における大企業の発展についてです。私の研究は、Industrial and Corporate Change, Journal of Management Studies, Strategic Management Journal, Business History and Corporate Governance: An International Reviewなどの雑誌に掲載されています。また、Oxford Handbook of Business Groups (with Takashi Hikino and James Lincoln), Oxford: Oxford University Press, 2010やBusiness Groups in the West: Origins, Evolution, and Resilience, Oxford: Oxford University Press (with Takashi Hikino), 2018、そしてBusiness, Ethics and Institutions: The Evolution of Turkish Capitalism in Global Perspectives (with Geoffrey Jones), New York: Routledge, 2020 の共同編集者も務めました。
2010年には、京都大学で最も優れた女性研究者に贈られるたちばな賞を受賞しました。

研究以外の取り組み

研究以外の取り組み

現在、Asian Business & Managementのアソシエイト・エディターとManagement and Organizational Historyのシニア・エディターを務めています。京都大学経営管理大学院では、英語MBAプログラム(iBA program)の責任者を務めています。また、経営管理大学院のみずほ証券寄付講座とポラリス・キャピタル・グループ寄付講座を担当しています。 さらに、住友ゴム工業株式会社の監査役、株式会社NISSHAの社外取締役も務めています。

日々のワークライフバランス、女子学生へのメッセージ

日々のワークライフバランス、女子学生へのメッセージ

女子学生からは、ワークライフバランスや女性研究者としての課題についてよく相談を受けます。幸いなことに、京都大学経営管理大学院は、(歴代の院長のおかげで)子育て中の研究者にとって(会議の時間などについて)かなり優しい職場でした。私が管理している多様な仕事と母親であることの両方に十分な時間を確保することは、確かに難しいですが、限られた時間とリソースをより効率的に配分することで、すべてをうまくマネジメントすることは可能です。このように、学者になることも企業のビジネスパーソンになることもできますし、私にとっては人生がより楽しく、充実したものになっています。また、京都大学には男女共同参画推進センターがあり、女子学生や若い研究者を支援するために、セミナーを開催したり、先輩が相談にのったりしています。ですから、学生の皆さんには、キャリアの問題やワークライフバランスの取り方について質問や疑問があれば、(私もメンターとして参加している)同センターに相談するようにアドバイスしています。

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