同窓会について

会長挨拶

YANG DANNI(ヤン タンジ)

2024年度京都大学経営管理大学院同窓会総会において、会長に選任されましたYANG DANNIです。同窓会は、これまで多くの同窓生が築いてきた貴重なネットワークを通じて、母校とのつながりを深める大切な役割を果たしてきました。私もこの素晴らしい基盤を引き継ぎ、さらなる活性化を目指して邁進してまいります。特に、同窓生の参加数を増やし、持続可能な財政基盤の構築、そして先生方との連携強化に力を注いでまいります。

①同窓生の参加数向上と国際ネットワークの拡大
同窓会活動を活性化するためには、まず同窓生の参加数を増やすことが重要です。在校生を特別メンバーとして迎え、卒業後も継続的に参加できる仕組みを整備します。また、キャリア支援や起業支援をテーマにしたイベントを定期的に開催し、実際に役立つ活動を提供することで同窓生の参加意欲を高めていきます。さらに、東京や名古屋などでの地域イベントを通じ、地域ごとのネットワーク強化にも努めていきます。
加えて、国際ネットワークの拡大にも注力し、留学生や海外で活躍する同窓生が参加しやすい場を提供します。オンラインイベントや国際交流プログラムを充実させ、国内外を問わず、多様な同窓生がつながりやすい環境を整えていきます。

②持続可能な財政基盤の構築
同窓会活動を長期的に発展させるためには、持続可能な財政基盤の構築が不可欠です。寄附金募集や企業スポンサーシップを活用し、企業宣伝やイベントを通じて広告収入を確保していくことで、同窓会活動をより充実させるための資金を確保してまいります。

③先生方の参加促進と知識の共有
希望する現役の先生方および退職された先生方が参加いただける仕組みを整え、同窓会活動への参加を促進します。先生方の豊富な知識や経験を同窓生に還元する機会を提供し、講演会や意見交換の場を通じて、同窓生が学びを深め、先生方との関係をより一層強める場を作ります。
また、先生方の持つ学術的・社会的なネットワークを活用し、同窓会と外部機関との連携を強化します。さらに、同窓会の活動内容に対して先生方からフィードバックを受けることで、活動の質を向上させ、より価値ある取り組みを展開してまいります。

今後も理事メンバーとともに、同窓生にとって価値あるネットワークを提供し続け、持続可能な発展を遂げるよう全力を尽くしてまいります。

2024年9月吉日

院長挨拶

澤邉 紀生 (さわべ のりお)

京都大学経営管理大学院(Graduate School of Management)は、京都大学の自由の学風のもとで、高度経営専門職人材を育成するための専門職学位課程を擁する大学院として、2006年4月に開設されました。本大学院は、先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務との架け橋となる教育体系を開発し、幅広い分野で指導的な役割を果たす個性ある人材を養成するとともに、高い倫理性を伴った研究を推進することで、地球社会の多様かつ調和の取れた発展に貢献することを理念としています。

この理念を実現するために、MBA/専門職学位課程ではビジネスリーダーシップなど4つの日本語プログラム群と、英語のみで修了できるi-MBAプログラムが用意されています。さらに、日本語プログラムでは、公認会計士や証券アナリストを対象とした1年半コース、英語プログラムでは、京都大学・コーネル大学国際連携コース(Kyoto-Cornell International Collaborative Degree Opportunity: KC-CDO)があり、多様なニーズに対応しています。PhD/博士後期課程(経営科学専攻)では、企業等で高度な実務経験を積み、その経験を通して経営に関する問題意識を持った人を受け入れて、実務に根ざした研究を推進しています。

本大学院の特徴は、経済学、工学、経営学、会計学、情報学といった幅広い専門分野の教員が協力して、社会に開かれた大学院として内外の企業やNPO/NGOと連携し現代社会の課題に対応した教育研究を行っていることにあります。マネジメントの新しい研究教育領域を、産学連携をエンジンとして学際的に切り拓いています。フルタイムの教員40名強と様々な実務経験や学術的知見を備えた客員・特命教員を合わせて約150名の体制で経営管理大学院の研究教育は行われています。その具体的な姿は、経営研究センター、寄附講座、寄附講義、産学共同講座、客員講座、エグゼクティブ教育、社会人講座、コンソーシアムに見いだすことができます。

本大学院の英語の名称はGraduate School of Managementです。Business AdministrationではなくManagementという用語が選ばれているのは、営利企業の管理に限定することなく広くマネジメントに携わる有為の人財を養成すること、またそのための研究を行うことを宣言したものです。マネジメントを担うものの役割は、複雑で流動的な情況において方針を定め判断し、その意思決定が結果的に正しくなるようする責任を背負うことです。経営学の大家であるP.ドラッカーは全体主義の台頭の原因を論じたデビュー作に続く2作目において、このような責任を伴った選択のことを「自由」と呼んでいます。様々な意味で歴史的転換点にある今日、ローカルにもグローバルにもマネジメント人財が必要とされています。本大学院は、人種、性別、国籍にかかわらず、高い志をもった人々が切磋琢磨し、社会に貢献できる人財として成長する場を提供していきます。

役員

2024年度(2024年8月24日 同窓会総会)より

会長
ヤン タンジ(16期)
副会長
梅川 忠典(4期)
理事(教員)
澤邉 紀生(院長)、若林 直樹、関口 倫紀
理事(修了生)
窪 浩志(1期)、山崎 みえ(2期)、大森 充(3期)、梅川 忠典 (4期)、大賀 暁(6期)、
寺田 彼日(6期)、藤原 大豊(7期)、堀内 香寿(7期)、舟津 昌平(7期)、西入嵩晃(8期)、
永楽大貴(9期)、高林 正義(10期)、大森 貴之(11期)、赤城 賀奈子(12期)、丸本 瑞葉(13期)、
堺 政人(14期)、吉住 このみ(15期)、ヤン タンジ(16期)、島田 英徳 (16期)、稲田 有美 (17期)

京都大学経営管理大学院同窓会 運営規約

平成30年10月27 日 総会資料

令和5年11月4日 改定

第1条 (会の目的) 本会は先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務の架け橋となる教育体系によって養成された個性ある人材たる本会会員が母校の理念に即し幅広い分野で指導的な役割を果たし地球社会の多様かつ調和のとれた発展に貢献することを支援し促進するための場として下記を提供する。

  1. 母校との連携の場
  2. 実務家は最先端の研究を知り研究者は実務の最前線を知る産学連携の場
  3. 幅広い世代間における縦の連携および同世代間における横の連携の場
  4. 幅広い分野での指導的な役割を果たす人材との連携の場
  5. 地球社会の多様かつ調和のとれた発展に貢献する人材との連携の場

第2条 (名称) 本会の名称を以下の通りとする。 京都大学経営管理大学院同窓会

第3条 (所在地) 本会を以下に置く。 〒606-8501 京都市左京区吉田本町

第4条 (構成員) 本会は下記の者を以て組織する。

  1. 京都大学経営管理大学院修了生
  2. 京都大学経営管理大学院教員及び元教員
  3. その他、本会役員全員が認めたときには会員とすることができる。

本会からの退会を希望する会員は、本会役員に退会の旨を届け出るものとする。

第5条 (役員) 本会に以下の役員を置く。 会長1 名、副会長若干名、理事若干名、監事 2名。 役員の任期は 2 ヶ年とする。但し、重任は妨げない(会長については 2 期を目途とする)。 会長は本会を代表し、会務を総理する。副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときはそ の職務を代行する。 会長、副会長、理事、監事は理事会を構成する。理事は互選により理事中の若干名に常務理事を委嘱することができる。常務理事は本会の常務処理にあたる。監事は本会の会計を 監査する。

第6条 (運営) 理事会は本会を運営するための重要事項を審議し、運営案を決定する。特に重要な事項に ついては、総会に運営案を諮る。 本会は必要に応じ支部を置くことができる。 年次別グループ、企業別グループ等に幹事を置くことができ、幹事会を基本連絡組織とする。会長が必要と認めたときには随時、幹事会を開くことができる。 本会は毎年 1 回会員総会を開催する。但し、会長が必要と認めたときは臨時総会を開くことができる。総会に付議しなければならない事項は下記の通りである。なお、総会における決定は出席者による多数決による。

  1. 役員の選任
  2. 規約の制定及び変更
  3. 予算の決定及び決算の承認
  4. 会費の拠出及びその徴収方法
  5. その他特に重要な事項

第7条 (規約改正) 本会の運営に規約改正が必要な場合は、会員の話し合いにより定める。

第8条 (経費) 本会の経費は入会時に納付する会費のほか、寄付金、その他の収入を以てこれに充てる。

第9条 (会計年度) 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり翌年 3月31日に終わる。

第10条 本会の個人情報の取り扱いは京都大学プライバシーポリシーに準ずるものとする。