同窓会について

会長挨拶

吉住このみ(よしずみ このみ)

2022年度京都大学経営管理大学院同窓会総会において、会長に選任されました吉住このみです。同窓会は設立以来、同窓会及び母校の発展に尽力してまいりました。前大森会長は、引継ぎ初期からコロナ禍により同窓会活動の大幅な制限がある中で、オンラインを中心にイベント開催や情報発信に尽力されました。体制を引き継ぎ、いただいた2年の任期において、私は主に次の取り組みに邁進いたします。

①同窓生と在校生の交流促進
前大森会長に引き続き、同窓生・在校生の交流を深めるためのソーシャルイベント「Get Together Party」の継続開催に加え、コロナ禍では実施が困難となっていた対面での交流の場を創出・活性化いたします。また全国・海外で活躍される同窓生との交流のため引き続きオンラインの交流イベントも開催してまいります。

②学術世界に触れる機会の提供
ビジネス環境の変化の激しい昨今において、これまで以上にビジネスとアカデミアを継続して行き来することの重要性を感じております。前大森会長が掲げていた同窓会ネットワークを活用した知見の共有に加え、経営管理大学院の先生方との連携によって、同窓生に対し卒業後も引き続きアカデミックの智に触れる機会を提供してまいります。

③GSM国際プログラム同窓会との連携
京都大学経営管理大学院は多様な国籍の留学生が所属しており、卒業後は国内外の様々な地域において第一線で活躍しています。経営管理大学院の国際プログラム卒業生からなるInternational Alumniとの交流・連携を強化することで、同窓会をより多様で魅力ある組織に強化してまいります。

以上、理事メンバーとともに取り組み、京都大学経営管理大学院の魅力を高めるために力を尽くしてまいります。

2022年11月23日

院長挨拶

澤邉 紀生 (さわべ のりお)

京都大学経営管理大学院(Graduate School of Management)は、京都大学の自由の学風のもとで、高度経営専門職人材を育成するための専門職学位課程を擁する大学院として、2006年4月に開設されました。本大学院は、先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務との架け橋となる教育体系を開発し、幅広い分野で指導的な役割を果たす個性ある人材を養成するとともに、高い倫理性を伴った研究を推進することで、地球社会の多様かつ調和の取れた発展に貢献することを理念としています。

この理念を実現するために、MBA/専門職学位課程ではビジネスリーダーシップなど4つの基幹プログラムに観光経営科学コースを加えた日本語プログラム群と、英語のみで修了できる国際プログラム群に、京都大学―コーネル大学国際連携コース(Kyoto-Cornell International Collaborative Degree Opportunity: KC-CDO)が用意されています。PhD/博士後期課程(経営科学専攻)では、企業等で高度な実務経験を積み、その経験を通して経営に関する問題意識を持った人を受け入れて、実務に根ざした研究を推進しています。

本大学院の特徴は、経済学、工学、経営学、会計学、情報学といった幅広い専門分野の教員120名あまりが協力して、社会に開かれた大学院として内外の企業やNPO/NGOと連携し現代社会の課題に対応した教育研究を行っていることにあります。その具体的な姿は、経営研究センター、寄附講座、寄附講義、産学共同講座、客員講座、エグゼクティブ教育、社会人入門講座に見いだすことができます。

本大学院の英語の名称はGraduate School of Managementです。Business AdministrationではなくManagementという用語が選ばれているのは、営利企業の管理に限定することなく広くマネジメントに携わる有為の人財を養成すること、またそのための研究を行うことを宣言したものです。マネジメントを担うものの役割は、複雑で流動的な情況において方針を定め判断し、その意思決定が結果的に正しくなるようする責任を背負うことです。経営学の大家であるP.ドラッカーは全体主義の台頭の原因を論じたデビュー作に続く2作目において、このような責任を伴った選択のことを「自由」と呼んでいます。様々な意味で歴史的転換点にある今日、ローカルにもグローバルにもマネジメント人財が必要とされています。本大学院は、人種、性別、国籍にかかわらず、高い志をもった人々が切磋琢磨し、社会に貢献できる人財として成長する場を提供していきます。

役員

2022年度 (2022年11月23日 同窓会総会)より

会長
吉住 このみ (15期)
副会長
梅川 忠典 (4期)
理事 (教員)
澤邉 紀生 (院長)、若林 直樹、原 良憲
理事 (修了生)
窪 浩志(1期)、山崎 みえ(2期)、大森 充(3期)、梅川 忠典 (4期)、大賀 暁(6期)、
寺田 彼日(6期)、藤原 大豊(7期)、堀内 香寿(7期)、舟津 昌平(7期)、西入嵩晃(8期)、
永楽大貴(9期)、高林 正義(10期)、大森 貴之(11期)、赤城 賀奈子(12期)、丸本 瑞葉(13期)、
堺 政人(14期)、吉住 このみ (15期)

京都大学経営管理大学院同窓会 運営規約

平成30年10月27 日 総会資料

令和5年11月4日 改定

第1条 (会の目的) 本会は先端的なマネジメント研究と高度に専門的な実務の架け橋となる教育体系によって養成された個性ある人材たる本会会員が母校の理念に即し幅広い分野で指導的な役割を果たし地球社会の多様かつ調和のとれた発展に貢献することを支援し促進するための場として下記を提供する。

  1. 母校との連携の場
  2. 実務家は最先端の研究を知り研究者は実務の最前線を知る産学連携の場
  3. 幅広い世代間における縦の連携および同世代間における横の連携の場
  4. 幅広い分野での指導的な役割を果たす人材との連携の場
  5. 地球社会の多様かつ調和のとれた発展に貢献する人材との連携の場

第2条 (名称) 本会の名称を以下の通りとする。 京都大学経営管理大学院同窓会

第3条 (所在地) 本会を以下に置く。 〒606-8501 京都市左京区吉田本町

第4条 (構成員) 本会は下記の者を以て組織する。

  1. 京都大学経営管理大学院修了生
  2. 京都大学経営管理大学院教員及び元教員
  3. その他、本会役員全員が認めたときには会員とすることができる。

本会からの退会を希望する会員は、本会役員に退会の旨を届け出るものとする。

第5条 (役員) 本会に以下の役員を置く。 会長1 名、副会長若干名、理事若干名、監事 2名。 役員の任期は 2 ヶ年とする。但し、重任は妨げない(会長については 2 期を目途とする)。 会長は本会を代表し、会務を総理する。副会長は会長を補佐し、会長に事故あるときはそ の職務を代行する。 会長、副会長、理事、監事は理事会を構成する。理事は互選により理事中の若干名に常務理事を委嘱することができる。常務理事は本会の常務処理にあたる。監事は本会の会計を 監査する。

第6条 (運営) 理事会は本会を運営するための重要事項を審議し、運営案を決定する。特に重要な事項に ついては、総会に運営案を諮る。 本会は必要に応じ支部を置くことができる。 年次別グループ、企業別グループ等に幹事を置くことができ、幹事会を基本連絡組織とする。会長が必要と認めたときには随時、幹事会を開くことができる。 本会は毎年 1 回会員総会を開催する。但し、会長が必要と認めたときは臨時総会を開くことができる。総会に付議しなければならない事項は下記の通りである。なお、総会における決定は出席者による多数決による。

  1. 役員の選任
  2. 規約の制定及び変更
  3. 予算の決定及び決算の承認
  4. 会費の拠出及びその徴収方法
  5. その他特に重要な事項

第7条 (規約改正) 本会の運営に規約改正が必要な場合は、会員の話し合いにより定める。

第8条 (経費) 本会の経費は入会時に納付する会費のほか、寄付金、その他の収入を以てこれに充てる。

第9条 (会計年度) 本会の会計年度は毎年4月1日に始まり翌年 3月31日に終わる。

第10条 本会の個人情報の取り扱いは京都大学プライバシーポリシーに準ずるものとする。