【イベント番号】
20230019
※経営管理大学院学生へ:このイベントはポイント付与対象です。
<ポイント付与条件>
会場での出席確認をもって2ポイント付与します。
【概要】
交通ネットワークや情報システムの発達によるグローバリゼーションの進展において、地方の存在は窮地に立たされている。過疎化、高齢化、地域間格差、スプロール化、惑星的都市化、天然資源や環境の劣化などの多種多様な課題に対して、国や地方自治体はあらゆる対策を講じてきたものの、行政能力の限界もしばしば示されてきた。
このような背景のもと、地方の実態に沿ったコミュニティ・ガバナンスを目指して、新たなパラダイムを構築することが求められている。地域住民や自発的組織、観光客など多様なステークホルダーによる協働マネジメントを実現する上で、「ソーシャル・キャピタル」は最も重要な概念だろう。
一般に、ソーシャル・キャピタルは、地域や社会のコミュニティにおける信頼関係と規範、相互の結びつきやネットワークを指し、コミュニティ・ガバナンスにおける重要な概念として注目されている。その理解を深め、具現化することは、地域の実像にあった発展に寄与すると考えられる。
本ワークショップは、MARG(Marginal Areas Research Group:過疎地域研究会)が主催するワークショップ・シリーズの一つである。Östersund (Sweden) 2004 に始まり、Nichi’nan (Japan) 2005、 Vindeln (Sweden) 2006、Kitami (Japan) 2007、Jönköping (Sweden) 2008、Ishigaki (Japan) 2009、 Jönköping (Sweden) 2010 にて開催されてきた。2011年に京都大学経営管理大学院のGCOEプログラムの一環として、ヨーロッパ、日本、東南アジアの地方部が抱える共通課題に対してソーシャル・キャピタルの概念を共通項として議論することを目的に設置されて以降、 Nara (Japan) 2011、Österlen (Sweden) 2012、 Amakusa (Japan) 2013、Östersund (Sweden) 2014、Takayama (Japan) 2015、 Kiruna (Sweden) 2106, Tonga 2017、 Kyoto (Japan) 2018、Bali (Indonesia) 2019に続き、2023年は Inverness(Scotland) で開催する。18年間のワークショップ・シリーズの集大成と今後の展開へ向けて、農村発展におけるソーシャル・キャピタルの役割について議論する。
【開催場所】
Craigmonie Hotel, Inverness, Scotland (対面開催のみとなります。)
https://goo.gl/maps/ZPMgciMNSskC1X6y5?coh=178572&entry=tt
【対象】
ソーシャルキャピタルおよび田園地帯の発展動向に興味のある研究者・学生・一般
【担当教員】
特任教授 小林 潔司
特定講師 通山 絵美
【参加費】
70GBP(スターリングポンド)※現地現金決済のみ
【申し込み方法】
下記問い合わせ先メールより、ご連絡ください。
【問い合わせ先】
京都大学 経営管理研究部 浅田
marg-office※mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(メール送信時は※を@に変えて送信してください)
【関連HP】
https://aisc-asia.org/others