京都大学経営管理大学院・経済学研究科は、令和3年2月13日、Zoomを用いたオンライン会議として、第85回京都管理会計研究会を開催しました。本研究会は、研究者・実務家・院生を対象に管理会計研究の最先端の研究成果について知見を共有することを目的にしております。

当日は、黒木淳 氏（横浜市立大学准教授）・夏吉裕貴 氏（横浜市立大学）・木盛和美 氏（横浜市立大学）より「社会福祉法人における理事会出席率と拠点業績に関する研究」と題し、社会福祉法人の理事会出席率と複数の会計指標との関連について定量的に分析した結果が報告されました。分析の結果、総資産に対するサービス活動の収支差額の比率及びサービス活動費用に占める人件費の比率が理事会出席率とポジティブに関連していることが示されました。

参加した約30名の研究者・院生や実務家などと講演者との間で活発に議論が交わされ、盛会のうちに終了しました。